『心を動かすため』

 

と答えたい。

 

 

 

自分と違う文化の人と出会ったときに感じる

言葉を越えた心から湧き上がるあったかい気持ちを、

もっと感じてみたい!

そういう感覚です。

 

 

カナダ修学旅行のあとに、もっと英語を学びたくて1年間オーストラリアに留学をし、

留学中に出会った人たちとの時間の中で、

何度も自分の心の底からぶわーっと湧き上がる喜びを感じました。

 

 

 

日本語でなんでも伝わる、家族も友達もいる慣れた環境から、

文化も言語も慣れていない新しい環境にぽーんと裸で投げ出されたような不安な状態の中で、

一歩一歩自分の言葉で伝えられるようになって、相手に心が通じたときの喜びといったら…!

 

 

 

日本にいるときにはすべてに守られていたから感じられなかった

自分の力で立っている感覚をはっきりと感じて、

『どこへ行っても大丈夫!』という自信を持てるようになりました。

 

 

 

『英語はなぜ学ぶの?』

という問いに、

『世界中の人たちと出会って、自分の心を動かすため。』

と答えたいです。

ただ単に情報を伝えるためだけであれば、英語翻訳機能で十分な世の中になってきているけど、

 

自分で学び考えた言葉で、これまで出会うことのなかった人々と心が通じたときの心が震えるような喜びは、

心の栄養になり、ホカホカあったかな気持ちになっていきます。

もしも相手にもそんな気持ちを感じてもらえたら、それはさらに最高な出会いとなるはず!!!

 

 

 

『心を動かすため』

それが私が英語を学ぶ理由です。

 

 

 

 

 

 

 

 


見上げると、空には一面の星。

息を吐くとかすかに白くなるまだ暗い早朝。

 

Monicaと一緒に家々のポストに新聞を入れて回って、

どんな言葉を交わしたかはよく覚えていないけれど、

心地よくて幸せな時間。

 

 

家に帰ると、お父さんのKenがいれてくれた温かいアップルタイザー(アップルサイダー)を飲んで、

気持ちまでじんわりあったまった思い出。

 

 

私は中学三年生の時に、カナダへの修学旅行で初めてホームステイを経験しました。

Monicaは同い年なのに、家の手伝いをたくさんこなしていて、新聞配達もお手の物。

ホームステイ中、彼女が普段使っている部屋を快く私に貸してくれたり、何でも助けてくれて、

同じ時代を生きている同い年の子なのに、自分よりもはるかに年上に見えました。

自分の生きている世界の外に出て、世界の広さを知った初めての経験だと思います。

 

 

その時のホームステイでは、思うように自分の言いたいことを英語で言えず、もどかしい思いもしました。

でもそれ以上に、星空やアップルタイザー、MonicaとKenと一緒にいた温かい時間が鮮明に思い出されます。

この思い出が、私が本気で英語を学び始める原点です。

 

 

 

 

 

☆次回は

『英語はなんのために学ぶの?』

という問いに、私なりの答えを書きます!