2016年10月9日
 加計呂麻島の諸鈍で旧暦9月9日に行われる 諸鈍シバヤ(国指定重要無形民俗文化財)を見に行った。私が住む場所は大島本島の北、車で中央部の名瀬まで行って、バスツアーに参加する。バスは南側の瀬戸内町古仁屋からフェリーで加計呂麻島へ渡る。
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 加計呂麻島に渡ってから、武名の樹齢400年ともいわれるガジュマルの巨木、諸鈍でデイゴ並木、「男はつらいよ」の最終話「寅次郎紅の花」のロケに使われた「リリーの家」を見学。家の隣では、「とらや」と言う名の移動販売車が店を開いていた。
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 お昼から、集落の大屯神社で、諸鈍シバヤの始まり。源平の戦いに敗れて落ちのびて来た、平資盛(たいらのすけもり)一行が、伝えたと言われる。演者は全員男性のみで、紙製のお面をかぶり、囃子と三味線の伴奏にのって演じる。10ほどの演目が披露された。
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 集落の人数が減る中、伝承していくのは大変だと思うが、小学生も加わって見事に踊り切っていて、見ごたえがあった。今年は日曜と重なったので、大勢の人が見学に来て、拍手喝采だった。同じ島の、実久では源氏の末裔を称える棒踊りが、同じ日に披露される。
 また、瀬戸内町の油井では、同じように仮面をつけた踊りが伝わっていて、旧暦8月15日の豊年祭に披露される。中には同じ演目もあるので、平家の末裔が伝えたと思われる。
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