西武・中村連発!“泣き笑い”ビデオ判定
(セ・パ交流戦、横浜5-6西武、2回戦、西武2勝、16日、横浜)今季から導入された本塁打のビデオ判定が2度も行われる“珍事”が起きた。一回に横浜・内川聖一内野手(27)の右中間への打球が本塁打と判定された後に二塁打に訂正された。五回は西武・中村剛也内野手(26)の左翼ポール上への打球が、最初の判定通り本塁打に。2度のビデオ判定を味方につけた西武が4時間15分の末、6-5で競り勝った。
太陽は三塁側スタンドの後方に沈み、すっかり薄暗くなった。午後2時に始まったデーゲームは、4時間15分後にようやく決着した。ナイターなら電車の時間が気になるロングゲームを演出したのは、2度のビデオ判定だった。
一回一死二塁から内川が右中間へ放った打球が本塁打と判定され、三塁ベンチから渡辺監督が飛び出した。抗議は関係ないものの、ビデオ判定に持ち込まれた結果、二塁打に訂正された。「金網にあたった感じだった。近くでみていた(中堅手の)栗山がアピールしたから間違いないと思った」。先制打になったものの1点で済んで、指揮官はひと安心だ。
2度目は五回、中村の左翼ポール上への大飛球だ。審判のコールは本塁打。今度は一塁ベンチから尾花監督が飛び出したが、こちらの判定はそのまま。「打球は見ていなかった。風とバットの入り方でしょうね」と話す中村にとって、これが今季初の1試合2発。代名詞の“おかわり”は幻とはならなかった。
ビデオ判定さまさまの西武とは対照的に、横浜は13日のロッテ戦でも福浦の一打がファウルから逆転満塁本塁打になったばかり。ビデオ判定に泣かされ続けている尾花監督からは「うちが二塁打で向こうは本塁打。それがこういう試合になった原因です」と恨み節? も飛び出した。
渡辺監督は「結果的に2つともうちに有利だった。ツイてる?」とニヤリ。2度のビデオ判定に約30分を費やし、心身ともにお疲れの両チームだが、勝者は帰りの足取りが軽かった。(越智健一)









