西武・石井一、ヤ斬りで日米30球団斬り
(セ・パ交流戦、西武3x-2ヤクルト、2回戦、西武2勝、19日、西武ドーム)ベテラン左腕が金字塔を打ち立てた-。西武・石井一久投手(36)が19日、交流戦のヤクルト2回戦(西武ドーム)に先発。9回を2失点で投げきり味方のサヨナラ打で2年ぶりの完投勝利、今季5勝目を挙げた。史上9人目となる12球団からの勝利を達成。日本シリサヨナラの瞬間、9回を投げ終えた36歳はワンテンポ遅れてベンチを飛び出した。二塁ベース付近で殊勲打の片岡とがっちり抱擁。136球2失点の熱投が報われた。2年ぶりの完投勝利で、石井一が史上9人目の12球団勝利を達成だ。
サヨナラの瞬間、9回を投げ終えた36歳はワンテンポ遅れてベンチを飛び出した。二塁ベース付近で殊勲打の片岡とがっちり抱擁。136球2失点の熱投が報われた。2年ぶりの完投勝利で、石井一が史上9人目の12球団勝利を達成だ。
「9人目? 多いじゃないですか。9人もいるなら、誰でもできるということですよ」
個人記録には関心が薄い石井一らしいリアクションだが、日米を渡り歩く19年目のベテランともなるとひと味違う。2001年の日本シリーズでは近鉄から、そして4年間在籍したメジャーでは17球団から勝利を挙げており、公式ではないが“日米30球団勝利”。しかも歴代7位タイとなる通算40度目の2けた奪三振というおまけつき。立派な大記録だ。
国内球団からの最後の勝利が、西武移籍まで計12年間在籍したヤクルトなのは当然だが、それだけに勝ちたい気持ちも強かった。「パ・リーグ3年目だし、そろそろけじめをつけたかった」。現在でも古巣を応援する気持ちはあっても、引きずるわけにはいかない。だからこそ、九回も続投を志願。この白星で1つの区切りをつけた。
投げ合った相手も、ヤクルト時代にもっともかわいがった石川。今季6連敗中と苦しんでいるのは知っていたが、全力で投げ勝った。試合後「彼の長い野球人生を考えれば、今の苦しみは必ず生きる。パ・リーグのなかではぼくが一番石川を応援している」とメッセージをプレゼント。この日の投球は、古巣のエースも勇気づけたはずだ。
これでチームも4連勝で30勝に一番乗り。がっちりと首位をキープし「そうですね。優勝旅行の課程でいえば、荷造りを始めたところですか」と“石井語”で表現した。5度の優勝を経験させてくれたヤクルトへの“恩返し”も済ませ、これから目指すのは西武で2度目の頂点だけだ。(越智健一)
西武・片岡、お立ち台でスパイダーマン!
(セ・パ交流戦、西武3x-2ヤクルト、2回戦、西武2勝、19日、西武ドーム)九回一死二塁から片岡が左越えにサヨナラ打。七回にも同点二塁打を放っている打のヒーローは、スパイダーマンのかぶり物でお立ち台に登場しファンをわかせた。「最近はチャンスで打てていなかったし、こういう場面で打てて本当によかった。カズさん(石井一)が頑張っていたし、勝ちがついてよかったです」と満面の笑みだった。






