(パ・リーグ、西武6x-5楽天、7回戦、西武5勝2敗、4日、西武ドーム)雄星パワーが仙台から所沢に届いた?! 西武は4日、楽天7回戦(西武ドーム)で今季初のサヨナラ勝ち。延長十回二死一塁から、栗山巧外野手(26)の右越え適時二塁打で今季最長、4時間36分の死闘に終止符を打ち、楽天の連勝を「4」で止めた。一回に4点を先制されたが、片岡易之内野手(26)と栗山の1、2番コンビで計7安打4打点。首位ロッテを1ゲーム差で追走だ。
レオ党の大声援に後押しされ、栗山の打球は右翼手・鉄平のグラブをすり抜け、フェンスの金網を直撃した。片岡の生還を見届け、ヒーローは二塁ベース上で両手を突き出しガッツポーズ。両軍合わせて30安打の激戦を制し、今季初のサヨナラ勝ちだ。
「片岡さんが一塁にいて、いつ走るか分からない状況はいつものこと。甘い球をしっかり打つ準備をしていました」
西武自慢の1、2番コンビでつかんだサヨナラ劇だ。延長十回二死無走者から、敵失で3年連続盗塁王の片岡が出塁。相手バッテリーは当然、盗塁を警戒する場面だ。その2球目、片岡がスタートを切ったことに気づいたが、高めに浮いた球に自然と体が反応した。長年1、2番を組んでいるあうんの呼吸が、劇的な幕切れを生んだ。
足でプレッシャーをかけて栗山をアシストした片岡も、「クリが2番にいるとやりやすい」と笑顔。この日は、4点をリードされた直後の一回に2号先頭打者アーチでベンチのムードを盛り上げ、再び1点を勝ち越された直後の八回には同点適時打も放った。栗山と2人で7安打4打点の大暴れだ。
「きょうは勝たなければいけない試合。いろいろな意味で勢いづいてほしい」と渡辺監督。今季3戦3敗の鬼門だった延長戦を制し、タイムリー欠乏症も5試合ぶりに解消した。悪い流れを一気に吹き飛ばせたのも、雄星が運気をもたらしてくれたおかげかも?(越智健一)








