こんばんは!
クラリネットの藤田成美です!
自己紹介記事4回目、今日は大学を卒業してから取り組んだことを書いていきます。
前回の記事はこちら↓
「東京だけでも、毎年約200名のクラリネット専攻者が音大から卒業している」
というのを以前誰かから聞きました。
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音大卒業後の進路
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音楽大学といえど、卒業後の進路はさまざま。
見ていると、だいたい7~8割くらいは一般企業に就職したり、小中高の学校の先生になったりしています。
残りの2~3割の人が卒業後も楽器を続けていく道を選んでいるようで、私もその一人です。
そういった人たちの進路には次のようなものがあります。
・オケ等の楽団に入る
・大学院や、アドヴァンストコースに進学する
・留学する
・フリーランスで活動する
などなど。
この中でも、「オケなどの楽団に入る」は皆の憧れ、ここを目指して卒業後も楽器を続ける人が多いです。
とはいえ、在京・地方合わせて40弱ある日本のプロオケ、
オーケストラの場合はだいたいの曲がクラリネット2人ですので、
クラリネット奏者の募集は少なく、
毎年オーディションがあるわけでもありません。
何年かに1回のオーディション、
全国から何百人ものクラリネット奏者がひとつの席をめぐってオーディションを受けに行きます。
とっても狭き門ですので、卒業のタイミングで入れる人はほぼいません。
残る選択肢は、留学するか
進学をするか、
フリーランスになって活動するか。
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フリーランスになって
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「音楽でプロを目指すなら30歳まで食べていけると思うな!」
私は高校生の時、将来は音大をでてプロを目指すと決めました。
そのとき先生から言われた言葉。
大学在学中も先生や先輩、色々なところで耳にしてきました。
この言葉は、30歳になれば仕事があるよっていう意味じゃなくて、
30歳までにある程度仕事を得ないと、その後は難しいよっていう意味だと私は捉えています。
大学卒業後も音楽を続けていく人達は、30歳のときに迷わず音楽の道を選べるよう、
留学したり、進学したり、フリーランスになったり、自分のなりのやり方で音楽と付き合っていきます。
で、このいくつかの選択肢から、私はフリーランスになることを決めました。
理由は単純で、
・学生という守られた立場を継続してしまうと、自分の場合どこかに甘えが出てしまいそうだったから
・日本にいても、海外の先生のレッスンを受けれる環境だったから
・とにかく現場で修行したかったから
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目標をたてる
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大学を卒業し、右も左もわからずに社会に飛び込んでいったわけですが笑
分刻みで朝から晩まで合わせや練習に追われていた学生時代とは一変して、
卒業最初の年はとりあえず手帳の余白がたくさんあったのを覚えています。
音楽の仕事といえば、学生の時からやっていた中学校や高校の部活動レッスンと、時々あるオケや吹奏楽のエキストラの仕事くらいでした。
私の場合、演奏も大好きだけれど、教える仕事も同じくらい好きなので、
演奏と指導、どちらの仕事も増やしていきたい。
学校というコミュニティーを卒業し、人脈が減ってしまった今、音楽の仕事を増やす為にどうしたら良いのか。
そんなことを悩んで悩んで悩んだ結果、
まずは教える仕事をもっとやってみよう、
今まで散々音楽を勉強してきたから、今度は「教えること」についてもっと専門的に勉強していこうと思いました。
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教えるために学んだこと
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やるべきことの道筋が見えてきた2年目は、
とにかく教え方の引き出しを多くするために必要な知識をインプットしていきました。
やったことは主に2つ
・クラリネットの楽器メンテナンスを学ぶこと
・アレクサンダーテクニークを学ぶこと
東京だけで毎年200人も世にでていくクラリネット奏者
その中で、どうしたら自分にしかできない仕事ができるかな、と考えたときに、
「楽器のこと」、「身体のこと」、「音楽のこと」この三点すべてをしっかりもっている奏者はそう多くないんじゃないかと思いました。
そこで、クラリネットのメンテナンスに関しては、
長年YAMAHAでクラリネットの開発に携わり、世界中のプロクラリネット奏者・サキソフォン奏者から信頼され慕われているリペアテクニシャン、
そしていつも私の楽器も最高の状態に整えてくださる金澤さんから手ほどきを受けました。
1年かけて、3本のクラリネットのオーバーホールをしながら、クラリネットの構造を詳しく勉強しました。

分解してみると、自分が毎日使っている楽器でも知らないことがたくさん。
メンテナンスには長年の経験から培われる「職人の勘」が必要なので、
私が少し学んだからと言ってそう簡単にできるものではありませんが、
メンテナンスを学んだことによって、
地方の学校などに教えに行ったときに、
壊れた楽器の応急処置をその場で出来るようになったり、
レッスンでも、楽器のせいなのか、楽器のどこに問題があるのか、演奏技術の問題なのか瞬時に見分けられるようになりました!
そして、勉強したこと2つめ
アレクサンダーテクニークに関しては、ボディーチャンスという学校の講師養成コースに1年間通い、心と身体について勉強しました。
頭から足先までの骨や関節、筋肉の構造と動きを解剖学の教科書をつかって勉強しました。
また、演奏とは切っても切れない「緊張」との付き合い方や精神面の勉強も、アレクサンダーテクニークを通して学びました。
このブログでも、度々アレクサンダーテクニークや楽器演奏時の身体の使い方について触れていますが、
クラリネットは、特に口の中などの見えない部分での動きが多いので、
見えない部分で自分がどういう動きをしているのか、より正確に観察理解し、
身体の構造から効率的な動きを研究することによって、自分自身のパフォーマンスも上がりましたし、
レッスン時もより詳しく具体的に伝えられるようになりました。
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もう一つの柱
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このように教えることを上手くなるために、
「楽器のこと」、「身体のこと」に焦点をあてて大学卒業後は学んできましたが、
もちろん「音楽のこと」についても、ずっと研究を重ねています。
アレッサンドロ・カルボナーレ先生や、パオロ・ベルトラミー二先生など、海外の先生が来日された際には、マスタークラスを受けにいったり聴講したり、
学生時代からの恩師、伊藤寛隆先生にも度々レッスンをして頂き、常に自分の中の音楽をアップデートしていってます。
都合がつけばコンクールも受けて、同世代の音楽家の演奏を聴いて刺激をうけています。
(2018年には日本演奏家コンクール木管楽器部門で2位を受賞しました✨)
また、いち早く社会にでたことで、
板橋区演奏家協会やその他演奏の現場、
ひとつひとつの本番から実践で学ぶことも沢山あります。
このようにして自分が学んできた音楽を、「楽器のこと」、「身体のこと」色々な言葉の引き出しをもって、伝えていきたいと思っています。
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おわりに
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4回に渡ってとっても長い自己紹介をしてきました。
こういった勉強のお陰か、今は新宿や府中などに拠点を持ってクラリネットの教室を開けています。
また演奏面でも、板橋区演奏家協会や、ヴァイオリン・クラリネット・ピアノのトリオ(Trio MADO)や、フルート・クラリネットのデュオ等、
協力し合えるチームで楽しく切磋琢磨しながら演奏活動をすることができています。
このコロナ禍、大幅に予定は狂ったけれど、
これらの拠点の仕事をこれからどんどん盛り上げていきたいと思っていて、
その為に「楽器のこと」、「身体のこと」、「音楽のこと」
この3本の柱を、もっともっと深めていきたいと思っています。
4回に渡る自己紹介、最後まで読んでくださりありがとうございました!
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