クラリネットのビブラートのお話 | 工藤尚規@ナオの自由きままな放浪記

クラリネットのビブラートのお話

お久しぶりです。諸事情により本番の情報とか最近載せておりません。申し訳ないです。落ち着いたら掲載しますねー。実は色々な本番出てたりします。

 

さてさて、たまーにこの話題でも。

 

クラリネット吹きは技術としてビブラートを習得すべきって話は昔したと思いますが、そもそも何で「クラリネットはビブラートをかけてはならない」っていう固定概念になってしまったのか・・・

 

まぁその辺の話は諸説あるのですが、話すと長くなるので置いておいて。

 

結論から言えば、かけたい時に(もしくはかけれる時に)かければよいって話です。私の場合使い分けはこんな感じです。

 

ソロの場合

→曲調や時代、ジャンルによってかける時とかけない時をチョイスしています。例えばモーツァルトのコンチェルトではビブラートを多様しません。少しはしますけど。逆に近現代は使う事多いかなぁ。って感じです。

 

アンサンブルの場合

→曲によりけりですが、かける事が多いかなぁって感じです。最近これでも落ち着いた方ですけどね。最近はビブラートに聴こえないビブラートにハマってます。

 

オケの場合

→木管のアンサンブルシーンやソロの時は曲によりけりでかけたり、かけなかったり。同じ動きしてるクラリネットの相手がいる場合はかけない事が多いですね。特にアシとか2ndの時は、つける方に意識するので、かけないですね。

 

吹奏楽の場合

→基本かけません。和を乱してしまうので・・・。ポップスやjazzの曲の時はかけます(笑)

 

ここだけの話、クラリネットでビブラートをかけないのが主流なのは、教えられる人がいないからかもしれません。だって日本でまともにビブラートかけられるプロほとんどいないんだから・・・。うちの師匠とか、数人のプロしか知らないですね。

 

とあるプロのビブラートを教えてるシーンに遭遇したのですが、そりゃヒドイものでした・・・。そりゃきちんと出来てない人が教えられる訳がない。

 

後輩のプロで上手な人いたけど、多分周りの目があって教えられないだろうし・・・クラリネットのビブラート人口は減っていく一方かなぁなんて悲観しております(ーー;)