<追悼> 指揮者 サヴァリッシュ氏 | HEALING CLARINET

HEALING CLARINET

クラリネット奏者 関根悠乎(せきねゆうこ)が、音楽を通して、日々感じたり、考えたりしたことを書いています。

指揮者のウォルフガング・サヴァリッシュ氏が、お亡くなりになりました。

ご自宅で亡くなったと昨日ニュースで聞きました。

実家で父と、「そういえば、最近、サヴァリッシュは日本に来ないね…」と話していた矢先の出来事でした。

私にとって、N響といえばサヴァリッシュ、サヴァリッシュと言えばN響と言うくらい、学生時代にN響の学生会員だった時に、一番聴いた指揮者がサヴァリッシュだったと思います。

なかでもN響1000回公演の、メンデルスゾーン「エリア」(日本初演)の生演奏を聴けたことは、私にとって財産となりました。

一人で聴きに行って、一人で泣きながら帰ったのを思い出します。

オーソドックスな音楽で、奇抜なこともなく、真面目でまっすぐ、「正統派」なクラシック音楽を突き詰めて、それでこんなに人々を魅了する、素晴らしい音楽を指揮なさるのですから、本当の巨匠とはこういう方なのかもしれません。

その時の「エリア」の動画を見つけたので、ご覧ください。
(この「エリア」の最後の部分だけ聴いて、また泣いちゃいました。)



なんだか一つの時代が終わった気がします。

サヴァリッシュの訃報を聞いて、まだ信じたくありませんし、ショックです汗

もう一度、聴きたかったなぁ…。しょぼん

ご冥福をお祈りいたします。

いつか、天国に行ったとき、もう一度あの指揮で、あの素敵な音楽を聞かせてください。天使