図書館で、こんなすてきな絵本を見つけました
この絵本、タイトルに魅かれて手に取ってみたのですが、文がジャズピアニストの山下洋輔さんです。
びっくりして借りてきました
山の中で、動物たちがジャズコンサートを開くお話なのですが、なかでもクマさんが弾くピアノの音の表現が、すごいんです。
「キャン、キョン、カリコレ、カリコレ」
「ガンガン、ギャンギャン、ガリグレゴレ」
キャン、キョン、ギャンギャンとかは、山下洋輔さんのピアノの音で、なんとなく「あれかな」と想像できるのですが、カリコレとかガリグレゴレは、何の音
絵本と半日ほどにらめっこしていると、あなるほど
突然、「ガリグレゴレ」が高音の黒鍵で聴こえてきました
じゃ、きっと「カリコレ」は、こんな感じかな…なんて想像しています
山下洋輔さんは、大学時代にブラスオルケスターの定期公演で、「ラプソディ・イン・ブルー」を弾いてくださったピアニストさんです。
練習の時から、本当に優しい方で、ブラスオルケスター全員で、本当に感動したのを覚えています
お人柄が良くて、リハーサルの時も、感じが良くて、優しくて…
で
本番のピアノは、その優しい山下さんから、ものすごく激しい音と激しいテンポ
が飛び出すのです
あれは良い経験をさせていただきました~
ちなみに、クラリネットからは鍵盤が見えなくて、鍵盤を目の前で見ている、フルートの人たちが、段々目を見開いていくのが、強烈な印象でした。
クラリネットは誰も見られなくて、残念でしたが、目の前で見ていたフルートは、一生忘れられない思い出になったことと思います。
山下洋輔さんの絵本を読みながら、懐かしい学生時代のことを思い出し、山下さんの生のラプソディの音を思い出し、嬉しくなってしまいました。
こんなステキな絵本があったんですね
音が聴こえるような絵本、とってもステキです