
朝、9時ホール集合でお化粧をして、衣装を着て写真を撮り、早めのお昼を食べて、ゲネプロ。
そのあとすぐに、発表会本番で、終演は7時すぎ。
私も一緒に、朝9時からずっとホールにいましたが、控室には入れないため、客席で見守りました。
特に何かあるわけではないのですが、子供に何かあった時には、控室からお手伝いの係りの方から連絡があり、対応できるように、とりあえず保護者はホールで待機しています。

ホールで長時間過ごすのが慣れていると思っていた私ですが、大体、クラシックコンサートは2区分(午前午後、または午後夜間)しか時間を取らないので、一日中となると、ちょっと疲れてしまいました

でも、子供たちはメチャクチャ可愛かったし、オデット姫は美しいし、ほかの大人の方々もきれいで、楽しい一日となりました

やっぱり、バレエはいいですね!
そして、「白鳥の湖」はやっぱり名作だと思いました。
先日はバレエで使用しているオーケストラの音源について、書かせていただきましたが、今回は「白鳥の湖」のストーリーについて、書きたいと思います

今回の発表会では、一部と二部は、小品集で、三部は「白鳥の湖」の第二幕でした。
子供たちは、とにかくストーリーのある…ということは演技が入るバレエは初めてなので、とても楽しんでいるような感じがしました。

ここで、「3分で分かる白鳥の湖」という説明入りの動画を見つけたので、ご覧ください。↓
二幕というのは、王子が狩りに出かけて、白鳥になったオデット姫と会い、愛の言葉を誓うまでです。
このストーリーを私が自分の子供たちに説明した時のことを、そのまま書きたいと思います。
なお、「カギカッコ」内は、うちの中学生のつっこみです。
一幕は王妃に「明日の舞踏会で花嫁を選ぶように」と王子が言われる王宮のシーン。
その後、友達に誘われ、王子は狩りに出掛けます。
ここから、第二幕。
そこには、悪魔ロットバルトに白鳥の姿にされてしまった、オデット姫とオデットのお付きの女官がいたのです!
「ゲッ!ロットバルトって悪いヤツー!!
こんなたくさんの人を白鳥にしちゃったのかよ!!」
そうねー

確かに出てくる出てくる、白鳥さんはバレエ団によって人数が違うけど、今回の発表会の場合、50人以上がお付きの白鳥だったわね…。
おとなの白鳥から、おちび白鳥を合わせると、大変な数になりました。

…そして、夜の間だけ人間の姿戻ったオデット姫に、一目ぼれした王子は、何度断られても姫に話しかけるのでした。
しかし、このあたり、昼は白鳥、夜は人間、それを見た王子が一目ぼれって…

王子って良く考えたら実は、「面白い!」=愛になってしまったんでしょうか

『お前、おもしろいヤツだなー、よし、お前、俺の仲間になれ!』←byルフィ (ワンピースより)
まさかと思うけど、こんなノリの王子だったんじゃないでしょうね??
そして、『あなたに迷惑はかけられないわ。どうか関わらないでください』と言って去ってしまうオデット。

オデット姫をかくまうほかの白鳥たち。
王子は何度もオデット姫を探し、他の白鳥の顔を何度ものぞき、あきらめません。
「え!?たった今、一目ぼれしたお姫様と、ほかの人と区別がつかないのか!この王子、大丈夫か!?」
そうですねー

確かに頼りないわね。
しかし、姫は王子の説得に心を開き、王子と永遠の愛を誓うのでした。
ここからは発表会ではやらなかった三幕です。
話をすべて聞いていたロットバルトは、舞踏会にはオデットに化けさせた娘のオディール(黒鳥)を連れて行きます。
控えめなオデットとは正反対の派手なオディールに、すっかり魅了された王子は、オディールに結婚を申し込んでしまいます。
結婚を申し込んだところで、ロットバルトは変装をといて王子に正体を現し、「やーい!バ~カ!!

「え!!王子、ほかの白鳥と区別がつかなかったのはまだしも、黒鳥とも区別がつかなかったのか!
白と黒じゃ、正反対だろうにーー!!
オデット姫がかわいそうだ~」

そういえば、なんで白鳥と黒鳥の区別がつかなかったんでしょうか?
すっごく疑問ですねー

「それにしても、ロットバルトってフクロウなのに、娘は黒鳥って、どゆこと?」
うーん、そこは大人の事情ってことで…。(なんでだろー??)
ちなみに、オデットとオディールは一人二役で出演するため、ここで大変身して、まるで別人のあでやかな黒鳥になるところが、このバレエの見所です。

そして、終幕。
再び湖にやってきた王子。
そこには無く崩れたオデット姫が。
お詫びする王子を、オデットはなぜか優しく許すのでした。
そこにロットバルトが現れ、王子と最終決戦を繰り広げます。
ここからが、いろんなラストに突入。
1、オデット姫は王子が軽く負傷した段階で、『もう、見ていられないわ!』と湖に身投げしてしまいます。そのあとを、すぐに王子が追いますが、結局二人とも岸には上がって来ず、ロットバルトだけが『ウソ~!!』とショックを隠せないポーズで湖を見つめるのでした。
(これが原作)
2、オデットが身投げした後、すぐにロットバルトを倒した王子。(大体、羽をむしり取るのが普通。)すぐに湖に飛び込みます。そして、朝になり、女官たちが泣いていると、大きな真珠貝に乗った王子と姫が、湖から現れ、ハッピーエンドになるのです。
3、オデットは身を投げず、激しい戦いを見守る中、ロットバルトが王子に倒されて、ハッピーエンド。
大体がこの3パターンですが、大体2番が多いようです。
1を見たことがありますが、結構、落ち込みます。
今回は発表会なので、2幕しかやりませんでしたが、このまま3幕を見たいと思ってしまいました。
機会があれば、全幕見に行きたいです♪
(長文、お読みいただき、ありがとうございました。)