年末から、自宅のレッスン室を片付けています。
実はずっと自宅でのレッスンをお断りしていました。
かれこれ7~8年以上やっていません
それまでは大学卒業から、ずっと自宅でレッスンをしていましたが、どうも10年くらい前にレッスンでトラウマになるようなことが続き、体調を崩したのをきっかけに、生徒さんにはほかの先生に移ってもらい、そのあと、レッスンの問い合わせが来ても「子育て中なので生徒はとってません」とお断りしてきたのです。
ところが、ここ最近になって、レッスンの問い合わせが続き、それがとても素敵な親御さんばかりからの問い合わせだったので、トラウマも癒されてきたことだし、少し時間もできてきたし、レッスンを再開しようということになったのです
トラウマの一部をご紹介すると…
その1
「レッスンが終わるころに、必ず迎えに行くので、一人で帰さないでほしい」と言うご要望でレッスンしていた女の子。
しかし、段々と迎えに来なくなり、レッスン終了から2時間ほど経っても来ないことが続きました。
親御さんに伝えると「残業だったんだから、仕方ないじゃないですか学童の後の預かり先ができて、こっちはそのつもりで預けてるんですよ
」と逆切れ
その2
緊張のあまり、トイレが我慢できず、レッスン室にしてしまう生徒さん。
(これは病気だったようです。本人は本当に気の毒で、私は可哀想に思いました。)
親御さんに病院に行くように勧めましたが、「それくらい、どんと構えててくれなきゃ、困りますよいつか治ると思うから病院には連れて行きません
」とのこと。
状況はどんどん悪くなり、私の方が見ていられなくなりました。
その3
大学で大学オケに入っている男の子。
何度言っても指定したエチュードを用意しない。
「なんでエチュード用意しないの?」と聞いたら「そんなの、先生が僕のを用意してくれるのが当たり前じゃないですか僕は○○大学ですよ
」と真顔で言った。
「それがどうしたの」とこちらも真顔で返したら、2度と現れませんでした。
…などなど、2~3年の間に一気にこんなことが続き、やめてしまったのです。
そのほかの生徒さんは、とてもよい生徒さんが多く、音楽好きで、社会人になってもコンサートに来てくれたり、自分も社会人オケに入っている近況を知らせてくれたりする、先生孝行な生徒さんが多かったのですが…。
でも、この話を何人かの音楽家にしたら、「それ、その方たちが特別で、滅多にそんな人はいるわけじゃないよ。」と言ってくれることが多くなりました。
時代も変わって来ましたよね。
前記の方たちは、ちょうど「モンスターペアレンツ」なんて言葉が生まれた前後に、私がお会いした方たちです。
それに私の方も変わってきてるしね。
レッスンをやめてからは、自分の練習は、なんとなくリビングでやってしまい、レッスン室は物置と化していました
それを、思い切って片づけて…(重いものの大部分は、年末家族に手伝ってもらった腰が痛いから
)
あとは積んである楽譜の整理と、この際楽譜棚を楽譜屋さんみたいに整理しようと意気込んでいたら…昨日、レッスン室のエアコンが壊れてしまいました
寒いっ
これじゃ、生徒さん呼べない
まず、エアコンを買いに行かねば~
今日、「いつ行って良いですか」と問い合わせがあった生徒さんに、「すみませんエアコンが壊れて激寒いので、新しいエアコンがついたら、こちらから連絡します~」と何度も頭を下げる始末…
うーん、こんな先生でいいのかなぁ
というわけで、近いうちにエアコン探しに行って来ます