國中均先生 講演会 | HEALING CLARINET

HEALING CLARINET

クラリネット奏者 関根悠乎(せきねゆうこ)が、音楽を通して、日々感じたり、考えたりしたことを書いています。

4月29日(金・祝)に、國中均先生の講演会に行って来ましたビックリマーク


國中先生は、小惑星探査機「はやぶさ」のエンジンを開発、「はやぶさ」の小惑星探査ミッションのチームで中心的な存在だった方です。ニコニコ



HEALING CLARINET-20110501150639.jpg
↑講演会でもらったパンフレット


なんと、私にもわかる説明をしてくださって、2時間があっという間でした。

音楽家にわかる物理って、すっごいですラブラブ


國中先生は今まで世の中になかった「イオンエンジン」を研究、開発されました。


研究7年、開発7年、実際の航行7年、計21年の歳月を「はやぶさ」に費やしたそうです。


あまりにも楽しい講演会で、ノートに10ページを超えるメモになりました。メモ


その中で、もっとも印象に残ったのは、先生は研究途中で「〇年後にこの研究を実用化できるか?」と聞かれ、本当は世の中にない物を初めて作るのですから、何年後にできるかなんてわからない、実際には自信がなかったのですが、それをそのまま言ってしまうと、研究費用はほかの人にいってしまうため、そこは「できます!!」とはったりを言ったそうです。にひひ


言ってから、あわててその研究を本当にその期間内に完成させたのだとか。


そこで、先生からのメッセージ音譜

「宇宙進出には、ハッタリ(ツッパリ)が必要だビックリマーク


これには、会場がどっと沸きました。クラッカー


「はやぶさ」が探査した小惑星「イトカワ」は、なんと、500mほどの大きさの岩(?)なのだそうです。



HEALING CLARINET-20110501150921.jpg
↑「イトカワ」の写真(パンフレットより)


ごつごつした「イトカワ」の写真が、段々アップになっていき、この姿が映し出された時には、会場のあちこちからため息が聞こえました。


感動キラキラ


なんだか、一目ぼれした時みたいに、この一つの岩を見つめてしまいました。

(人間には一目ぼれしたことはないんですがあせる


本当に、アポロ13号並みの大変な航行をした「はやぶさ」ですが、奇跡の帰還までの話を聞くと、まるでドラマのようでした。ニコニコ


最後に先生から伝えたいこととして、3つありました。


1、未来は決まっていない

 決まった未来はない、創る未来しかない。


2、負の応援に刺激されて、研究を続ける。


3、挑戦なくして未来は開かない。

(あのとき、できないと言ったら、すべてなかった。)


…なんだか人生観が変わる講演会でした。

すてきでしたラブラブ


音楽とは違う分野の講演会ですが、また分野の違う講演会に出かけてみたいと思います。ニコニコ