白馬~戸隠4 | HEALING CLARINET

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クラリネット奏者 関根悠乎(せきねゆうこ)が、音楽を通して、日々感じたり、考えたりしたことを書いています。

ついに戸隠神社ですビックリマーク


この神社は、以前から行ってみたい場所ではあったのですが、なかなか機会がなく、今回は白馬に行ってから急に「3日目は戸隠に行こう!」と決めました。


白馬から長野へ、親戚を送ってから戸隠へ!

長野からの途中、すっごく気になる地名が多かったです…

「鬼無里」「鬼女の…(ああ、忘れちゃった)」「神告げ温泉」など。

なんだか神秘的な匂いがしてきたでしょはてなマーク


戸隠神社は5社で成り立っています。

はじめに中社に行きました。



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↑中社 社殿


中社のご祭神は「天八意思兼命(アメノヤゴコロオモイカネノミコト)」様です。

天岩戸に隠れた、天照大神にお出ましいただくため、天岩戸神楽を考案した智慧の神様です。

つまり、天岩戸神楽のプロデューサーの神様ですね。



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↑中社でいただいた、ご朱印

今回、急に決まった参拝だったので、なんとご朱印帳を持ってきていませんでした。しょぼん

なので、ほかの4社はいただきませんでした。

今度は、ご朱印帳を持って行かなくっちゃ!!


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↑中社 鳥居


この鳥居は大きな杉の木が三角形にある場所の、ほぼ中心にあります。

鳥居から先、外界と遮断されている感じが、とてもよくわかりました。



中社のあまりの神々しい雰囲気に、感動しながら、奥社へ…


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↑奥社 参道入り口


中社から奥社入り口までは、車で移動しました。

奥社入り口に駐車場があります。


ここまでは暑いのですが、奥社入り口の鳥居をくぐった瞬間、エアーカーテンがあるのかと思うくらい、ひんやりした空気になりました。


ここからは一本道を、大人の足で30分以上歩きます。走る人



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↑大きな杉の巨木が並ぶ、参道。

一本道なのに、先がまったく見えませんあせる

そして、この大きな杉、一本の木から3本に分かれているものが多かったのが不思議でした。

2本に分かれているものでさえ、夫婦杉といわれ、大事にされるのに、ここのは3本…しかも、あたりまえのように、たくさん並んでいるのでした。


写真は撮れませんでしたが、途中、石段の近くで5本に分かれている巨大杉を見ました。

生まれて初めて、こんなすごい木に会いました。


この写真の両脇は、入ったら自力では出られないと思われる深い森で、「もののけ姫」の森を思わせる様な光景が広がっています。


とっても嬉しかったのは、ハアハアDASH!と息を切らして歩いていると、奥社参拝の帰りの方たちが、「もうすぐよ!」「階段が見えたら、すぐだから、がんばって!」と声をかけてくださるのです。ニコニコ


それが、一人や二人じゃなくて、何人もの方に「がんばって!」とお声がけいただきましたドキドキ


そして私も、「ありがとうございます!」と言って、またがんばって歩いたのでした。ラブラブ!


こんなすごい参道を、2キロずーっと歩くと…


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↑奥社です!


ご祭神は「天手力雄命(アメノタジカラオノミコト)」様です。

天岩戸を開けた神様です。


この奥社は、何度か雪崩の被害に会い、建て直しをしているそうです。


そして、すぐ近くに九頭龍社があります。



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↑5社でもっとも古い建物の九頭龍社


もともとの戸隠の地主神として信仰されている、「九頭龍大神(クズリュウノオオカミ)」がご祭神です。

心願成就、五穀豊穣、そしてなぜか、虫歯の神様なんだそうです。


そしてまた。もと来た道を2キロ、まっすぐに歩く歩く…走る人

(帰りは私が、奥社に向かう方たちに「がんばって!もう少しですよ!」とお声がけしました。)


奥社入り口に戻ります。


もうほかの2社は無理かなあ…と考えながら駐車場へ戻ると、「イヤ、ここまできたんだから、走って行こう!」との家族の一致した意見で、あわてて車で火之御子社へ。



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↑火之御子社 鳥居



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↑火之御子社です。

ご祭神は「アメノウズメノミコト」(漢字が出なかった!)


天岩戸神楽であでやかな舞を舞われた、舞楽芸能の神様です。


この神社は社務所がなく、近くの宝光社と社務所が兼ねられていると書かれていました。

なんとなく、子供が夏休みにかくれんぼして遊びそうな、ほんわかとした神社です。

とても優しい気を感じましたが、アメノウズメ様のような、女性神というよりは、やはり男性的なイメージを感じたのは、なぜでしょうね??



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↑宝光社 入り口

すごい段の階段が見えます。


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↑階段を上がると、鳥居が見えてきます。



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↑鳥居をくぐったところから。

さらに、ものすごい階段がビックリマーク

登った先に、宝光社のお社の屋根が見えます。


ちなみに、この階段、ここから数えて193段!!


5時を過ぎてしまったので、参拝はできないかもしれない…と思いながら、この階段を一目散に走って上がりました!



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↑宝光社です。


5社の中で、九頭龍社の次に古いお社です。

ご祭神は「天表春命(アメノウワハルノミコト)」様です。


中社の天八意思兼命様のお子様にあたる神様です。


ここは、子供と女性の守り神様です。


実はここが私は戸隠神社の中で一番好きな神社です。

ずーっと境内にいたかった。ニコニコ


走って階段を登り、あわてて2礼2拍手する私たちを見て、神主さんとみられる男性が、半分閉じかけていたお社の戸を、そーっとまた開けてくださいました。


「ありがとうございます。」と言うと、「いや、せっかく参ってくださったのですから…」とにこにこと笑ってらっしゃいました。

5社巡りの、ここが最後の神社なんです…とお話しすると、とても気軽にいろいろなお話をしてくださり、私の質問にも答えてくださいましたラブラブ


まず、お話しくださったのは、明治時代に神仏を分けるようになる前、ここがお寺でもあったなごりとして、拝殿の奥には護摩焚きをしていた跡があるのだそうです。

それは、天井に残されているそうで、参拝の場所からは見ることはできません。


それから、写真は撮れないということでしたが、お賽銭箱のすぐ上にある、お社の柱に、龍の顔が彫ってあります。

縦の柱と横の柱が交差するところ…

なんと、交差するところに龍がガブッと横の柱を噛んでいるんですよビックリマーク


その龍の、なんとも可愛いことラブラブ

とってもめずらしい龍の彫り物でした。


そしてその奥にお正月に飾る餅を2つ重ねたものの絵を描いた、額が飾られています。


神主さんのお話によると、昔は米は貴重で、採れたり採れなかったりするため、いつも神様に奉納できるよう、餅の絵の額が飾られたんだとか。

…信仰の深さを、ここでも知らされました。



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↑宝光社の鳥居横の狛犬しっぽフリフリ


あまりにもかわいかったので、撮りました。

やっぱり、子供の神様だから、狛犬も可愛いのでしょうか?ニコニコ


さて、戸隠神社、長くなりましたがいかがでしたでしょうか?

私は、もう一度、もっとゆっくり周ってみたいと思いました。


戸隠には忍者屋敷もあったり、植物園もあったり、まだまだ見るところがありそうです!

温泉温泉にも入りたいしねドキドキ


スピリチュアルな話をしちゃうと、戸隠神社はパワースポットとして紹介されている本もありますが、古くは修験道の山伏たちが修行した場所でもあります。


「大自然の恵み」ととるか、「神様の気(ご神気)」と取るかは自由ですが、ちょっと遊び半分で御利益を求めて行く神社ではないと感じました。


おみくじも、一人一人、祝詞をあげて神主さんが心をこめて、引いてくださいます。


この場所に神様がいらっしゃるのではなく、神様の住んでいる高天原につながっている場所なのかもしれない…と思いました。


でも、森林浴にはもってこいの場所です。

リフレッシュしたーキラキラ


というわけで、今年の夏の旅行はとっても有意義な旅行となりました。ニコニコ


長いブログ、最後まで読んでくださって、ありがとうございましたドキドキドキドキドキドキ