(様々なお考えの方もいらっしゃると思うので、あくまで、以下は私の持論です。
ご容赦ください。)


私はどれだけ鬱がひどくても、体調が悪くても、必ずダイヤの一粒リングを指にはめている。
私は小さい頃お土産コーナーとかにある1カップ売りの天然石を叔母に買ってもらって以来、常に好きで眺めている変な子だったと思う。

そこにきて、学生の頃流行ったNANAという、少女漫画。それに出てくるCartierソリテールのエンゲージリング。

あこがれるよねー、大粒ダイヤ。

といっても、大昔は節約家だったので、画像を眺めるだけだった。(今も節約してますけどぉえーん)

アラフォー、今は結婚記念日に追っかけ買ってもらったリングがある。

起きれば布団の中からダイヤの奥の光を見てその奇跡の光に満足する。
テレビもつけず、ダイヤモンドのルース画像をスマホで日々眺めることが私の日課。
楽しいことはそれしかない。

ダイヤモンドはとても面白い。
(あくまで素人知識です。)

グレードといって、

カラット(大きさ)
クラリティ(透明度)
カラー
カット

で決められるんだけれど、
地球のマントルから出てきて、鉱山から何トンと言うトラック一杯でやっと小さい粒が出てくるというほどの貴重さ。(ここではもちろん過去過酷な労働環境で働いている人々の側面、環境問題もある)

すごい地球の様々な条件の揃った奇跡の塊なんだよね。

婚約指輪などに選ばれるようなダイヤは、D、E、Fなどが選ばれやすい。
要はカラーレス、無色に近い純粋の象徴のような色。一番ここを重視する事が多いと思う。

そして、あとは、内包物。
無ければ無いほどダイヤモンド内の光の屈折
を邪魔せず、外に煌めきを届ける。

もちろん、人間の手で仕上げることでより綺麗にすることが可能な、カット。
これが、私はダイヤにとって、大事だなぁと思っている。
だって、せめて人間がダイヤに敬意を込めてできるところだと思うから。

あとは、カラット。大きさ。
ここは面白いことに日本人は重視しないみたい。中身の質、重視。
海外ドラマでは、欧米の女性のエンゲージリングはデカデカとしていて、毎日家事、土いじりしていてもつけている。
ここは、大きさ重視で質は妥協してでもビッグ!にという、様子。

そしてさらには、ブランドという看板を背負い、さらに信頼度や付加価値を得ていくダイヤモンドもある。

話は長くなったんだけど、ダイヤモンドって、二つと同じものがないってこと。

人間と似ている。
カラットが小さくても、大きくても
中身の内包物があっても、その位置だって、ダイヤの個性。
カラーの見た目が良くても、多少黄色味があっても、中身(心)はきれいでキラキラと皆に光の魅力を届けられる人。
多少カットが下のほうでも、これから人にもまれながらも磨かれて、きらめきを持つ人。

完全無敵な市場価値のあるダイヤがそりゃいいけど、本当にそんなのはごく稀で、お値段だって、上を見れば千万、億の資産価値の考え方がある。


そんなこんなで一昔前にダイヤモンド探しが始まった。
もちろん石からルーペで選んだので、ノーブランド。
結果、今私の手元にあるものは、色は黄色味おびているジャンルになる。10段階位の後ろから数えた方が早いほどのランク。内包物もある。
でもおばさんの目からすれば全くわからん。

なぜそれを選んだかというと、内包物がホワーンとしたかわいい形をして癒された。
地球の中でダイヤになるまでに作られた素敵な個性の証しに思えた。
黄色味?ナニソレ、誰と比較してるの?ちょーきれいだしニヤリ

カラーをハイクラスにしなかったことで、大きさはちょっと背伸びできたんだけど。

大きいとやはり中のきらめきがすごくわかる。すごいもうひとつ向こうに世界が広がっているように感じる。
そして、その代わり、そのきらめきで中身のホワーン、黄色味なんてまったく気にならない。

ホワーン、カラーは、私のダイヤの個性。
欠点のようで、その子の個性。
外の光を浴びたらもっと煌めき内包物なんて裸眼じゃ見えない。

私は、そのダイヤのリングに朝いつも励まされる。そして外して、週二日仕事に行く。
知人には見せない。外には出さない。
(あ、家族と出掛けるときはつける。)

私も色んな光を浴びに外に出なきゃいけないんだけどな。。。

やっぱり磨かなくちゃいけないのは、自分の心。