タイ外相、邦人死亡で「心からの弔意」
2010年4月11日13時26分
タイの首都バンコクでタクシン元首相派と治安部隊の衝突を取材していたロイター通信のテレビカメラマン村本博之さんが死亡したことについて、日本政府は10日夜、タイ政府に対して遺憾の意を表明し、事実関係の解明と在留邦人の安全に最大限の配慮を払うよう求めた。
外務省によると、タイ政府は11日、「心からの弔意を表する。在留邦人の安全確保に最大限努力する」とのカシット外相のメッセージを日本側に伝えた。カシット氏は、衝突に関する調査委員会を設けたことを説明し、「タイ政府は事態をできるだけ早く正常化するべく最大限の努力を払っている」と理解を求めた。
また、外務省は10日夜、本省と在バンコク日本大使館に対策室をそれぞれ設置し、情勢分析などに当たっている。