2年前、自分の妹がイギリス留学から日本へ帰国する前、ピピ島へ行ってきた。
それは11月のことだった。
妹は、大事な友人Aさんに会うため、1年2ヶ月振りの再会をした。
そして、毎日通っていた、ゲーン屋のお姉さん達の料理をまた食べたかったから。
残念な事に、妹の行った11月は、ムスリムの断食の為、お店は営業をしていなかったそうだ。
私は津波の半年後に、お姉さんと再会出来たけど時間がなくて食事は出来ませんでしたが。
4年前は、その店は皿1杯のゲーンが20バーツや25バーツであった。
地元の人か、私たち姉妹しか、この店で食事をしていなかった。
ところが今年2月に訪れてみると、あの頃の面影はこの店には残っていなかった。
前は、テーブルと椅子があるだけの簡素なたたずまいだった店は、ヨーロピアンの
外国人旅行者が席を陣取っていたのである。
私は、ちょっと嬉しい反面、寂しい気持ちにもなりました。
津波の影響かもしれないから仕方がないのですが。
英語も話せなかった店のお姉さんが、今では英語をぺらぺら話しておりました。
前よりも会話が出来るようになったから良かったけれど。
スタッフも増えて、家族で経営、店のメニューも豊富、冷蔵庫も置いてあった。
この店は、ローダラムエリアのタトウー屋の手前、左側にある店、名前は未だに知りません。
ろうけつ染めのバティック布が、テーブルひとつひとつに掛けてあるお店です。
お姉さんは頭に布をかぶっていますよ。
うちの娘は、今年2月に訪れた際、ここの店の前を通るたび、
「さわでぃか~」と、大きな声で叫んでました。
お姉さんは、八重歯の素敵な方でした。
早く、お姉さんに会いたい。
そして、早くこのお店のゲーンが食べたいです。