物価高騰異常気象で米野菜の価格は上げざるを得ない
台風10号は、やっと消滅してくれたものの、日本列島は気圧の谷と秋雨前線の居座りで、収穫には向かない天候だろう。今年の新米は、値上がりしていると言われるが、昨年と比べればすべての物価が上がっているので、米の値段が上がるのも不思議ではないだろう。我が地元の田んぼは、土地柄米栽培に最適とは言えない水事情なので、一等米など期待はできないため高額値段はつけられないから、農家は自家用に栽培してきたものの、今ではすべての農家が廃業して、農業企業などに委託栽培している。なぜ農家が米作りを止めてしまったのか、高齢化、機械代の高額化、肥料代や燃料費の高騰、高温障害など、米を作れば作るほどコストが増え、儲けなど出るどころか赤字になるので、収入がないうえ時間の無駄だからである。
特に今年の気象は、桜の開花時期が昔に戻ったように、何か気象異変があると考えるが、米や野菜など作物がいつも順調に出来るとは限らないから、昔に比べて栽培にかかるコストは増えるばかりだろう。そして自然災害は、想定外でもあるからなおさらコスト増につながる。
いずれ台風10号の冠水による被害の影響が少なからず出ると思われるので、米や野菜は高値になると予想するが、生産農家にとっても赤字では廃業の道しかないのである。
今年の新米の収穫は、メインは9月中~10月中と言った感じだろうが、作柄は平年並み以上とも言われているが、昨年に比べて生産コストはかなり高騰しているから、値上げせざるを得ない厳しい状況にあるだろう。
さて異常気象と言えば、太平洋高気圧が日本の東で北緯40度付近まで北上しているので、北緯30度以南は熱帯低気圧がフリーで移動できるので迷走する可能性が大きいから、まだまだ台風襲来の可能性はある。
そしてフィリピン周辺から黒潮に乗って、太平洋側を西から東へ暖かい海流が今も流れているため、西日本ほど暑い日が続くと思われる。そして黒潮の流れは、北海道の南東まで到達しているので、全国的にも暖かい秋の訪れとなるだろう。
話は変わるが、紙の保険証廃止まであと3か月となった、マイナ保険証のキャンペーンも終わっただろうけど、状況はどうなったんだろうか。最近は、何も騒がなくなったけど、マイナ保険証が無くても資格確認証が送られてくるからいいや、と言う感じではないだろうか。そもそも大半の人は、病院通いはしてないだろうから、保険証はほとんど使わない人が多いと思うので、何が便利が良く分からないのが実態のような気がする。今年もそろそろ人間ドックの予約をするので、外来受診でもないから保険証番号だけ確認するだけだろうから、やはり何が便利かよく分からない。もちろんお薬手帳は薬を処方していないから持たないし、検診の情報は人間ドックデータをファイルしてもらっているので一目瞭然だ、他に何かメリットがあるだろうか。