柔道女子 松本薫選手

現役引退会見(2/7木)の文字起こし。

 

会見の流れ

・初めの挨拶

・質疑応答(代表質問、各社記者から)

・終わりの挨拶

・花束贈呈

 

引退会見動画:THE PAGE

 

―――

●初めの挨拶


「こんにちは。本日は、寒くない中(会場笑)、すいません(笑)、寒くない?、お忙しい中、すいません(笑)、ご足労いただき、誠にありがとうございます。2月7日、本日をもって、柔道競技を引退いたしますことを、報告します。えー、本当に今まで支えていただいた、家族や友人、そして仲間たち、そして会社の皆さま、また石川県関係者の皆さま、いつも身体のメンテナンスをしていただいたイシジマ先生や、本当にたくさんの方に支えていただいて、柔道をやってこれました。私がいまこうやって、この場で、会見させていただいているのも、本当にたくさんの方の支えがあって、今があると思ってます。これからは、また、第二の人生として、違う形でスタートを切っていくと思うので、よろしくお願いします」

 

●代表質問:㈱テレビ東京イタガキさん

 

ーーまずは本当に競技生活お疲れさまでした

「ありがとうございました」

ーー今のご挨拶からも、固い決意がうかがえましたが、今、率直に、引退を迎えて、心境を聞かせてもらえますか

「まー、まぁ柔道をしないこと、練習をしないこと、トレーニングをしないっていうのは、こんなに楽なんだなあって、はい、思いました」

ーーただそこに至るまでは、いろんな心の動きがあったかと察しますが、引退を決意するまでの経緯を教えていただけますか

「ホントに、んーまぁ一番は、私の中の優先順位の一番が、柔道よりも子供に行ってしまったこと、そして体力的な限界と、今回の試合で結果が残せなかった、っていうのが、私の中で、オリンピックは難しいな、っていう風に判断しました」

ーーいつぐらいから考えていたんですか

「11月の試合があったんですけど、その試合のときに、まあその時にちょっとたぶん闘争心が少しずつなくなってきてたっていうのも、あるんですけど、試合の中で、ふと、ああ……もう勝ちたくないなあ、って思ってしまいました。でその時に、あっ競技者としては、勝負師としては、私の中では終わってるんだなという風に気付き、試合直後に、報告しました。会社の方に」

ーー最初に会社の方にご報告されて、それから周囲の反応はいかがでした

「んー、やっぱり、旦那や私の家族は、もっと見たかったなあって、言っていただいてました」

ーーその報告をされてから、今日に至るまでは少し時間がありましたけれども、その中でもやはり心の動きはあったんですか

「ないです、はい」

ーー先ほどご自身でもおっしゃってましたが、旦那さまがそうやって言ってくれたにも関わらずそれでも、練習をしないことがこれほど楽なんだと、ということは、それほどまでに、松本さん自身も追い込まれていたということですか

「野獣、を作るのに、ものすごい力が必要で、子育てと両立をしながら、野獣スタイルを維持していくっていうのは、やはり、んー難しかった、っていうのがいっぱいあります」

ーーそうすると今も、かつては、ママでも野獣、妻でも野獣というコメントを残していますけれども、悔いだったり、後ろめたさ、ないですか

「は、ないです、今はすっきりして、うん、次の人生に向かって、はい、楽しみにしてます」

ーー6歳から始めた柔道です。この25年間、振り返ってみると、どんな柔道人生でしたか、どんなことが頭をよぎりますか、どんな人が思い出せますか(よく聞き取れず)

「んー、一言で言うとまあみんなになってしまうんですけど、やっぱり家族の支えがとても大事だったと思います。そして私にとっての柔道、っていうのは、教育柔道、だなって思います」

ーー教育柔道と言いますと


「今やめて実感するのが、キャプテン翼とかは、サッカーボールが友達って言って、すごいサッカーが好き、(マイクに手をぶつけてしまいマイク直す(会場笑))、すいません(笑)、サッカーが友達、とか、その競技が好きじゃないとダメだって、いう風に洗脳が私の中であって、私の周りもみんな柔道が好き、でやっている子、で引退した後も好きでその競技に携わっている子が多かったので、好きじゃないとダメなんだろうなって、私は柔道が好きだ柔道が好きだだからやってるんだってずっと思ってたんですけど、どこかずっと違うなっていうのはあって、で引退した今、あっ私って、柔道が好きか嫌いかって言ったら、別に、んー嫌いでもないですけど、好きっていうわけでもなかったんだっていうのに気付いて。で、うん、私にとっての柔道は、目標であり、夢であっただけで。柔道を通して私は成長することが出来たので、私にとっての柔道は、教育柔道、だったと思います

ーーということは松本さんにとってもその夢、目標は達成されたということですか

「夢、目標は柔道においては、達成されました」

ーー印象に残っている試合などがあれば教えてください

「一番はやっぱりロンドンのオリンピックの金メダルです。あの時はやっぱり帰ってきてから、家族や会社のみんなや仲間がみんな、泣きながら、おめでとうって言ってくれたので、とても嬉しかったです」

ーーそしていつしか、野獣というニックネームも付きました。ご自身でもおっしゃってました。実際選手としてそのニックネーム、どういう風に受け止めて、選手として過ごしていたんですか

「んー、いや、野獣だと思います(笑)はい、野獣以外ないかなと、思います、はい。ありがとうございます」

ーーこれからは、ママとして、新しい人生を歩まれるとご自身でもおっしゃってますが、これからの目標や、抱負が、夢があれば聞かせてください

「えーっと…(言っていいかを確認する)、第二の人生なんですが、
アイスクリーム作ります

ーー…といいますと?(会場笑)

「あのー…、アイスクリーム作ります(会場笑)」

ーーもう少し、具体的に教えていただけませんか

「えっとー、2月12日に、あのーオープンします(会場ざわつく)」

ーー電撃発表過ぎるんですけども(会場笑)

「すいません、すいません(笑)」

ーーもうお店の準備もされているんですか

「今はい、お店の準備を急ピッチに、はい、進めています」

ーーお店の情報だったり、言える範囲で、もしよろしければ是非この機会に教えていただきたいんですけれども

「いいんですか、ここで宣伝して、いいんですか(会場笑)。なんかすいません、ありがとうございます。あのー、高田馬場駅にある、(会場笑)、東京富士大学の1階なんですけど、Darcy’s
っていうアイスクリーム屋さんを、出します。是非皆さん、来てください」

ーーそれは松本さんプロデュースのということですか

「私も関わってます。私自身だけのプロデュースではなくて、ベネシードと共に作ってきた、はい、アイスクリームです」

ーーアイスクリーム屋さんの夢もあったわけですか

「いやぁ、あの、たぶんみんな忘れてると思うんですけど、ロンドン後に最初に言ったのがパフェ食べたい、だったんですけど、あの時にホントに、1日4食パフェが出てきました。でその時に、4食ずっとパフェを食べてるとアイスクリームを食べてると、だんだん身体が太ったりとか胃もたれしたりとか、どんどん異変がきて、その時に、もっといいアイスクリームがあったら、もっと体にいいものがあったら、もっとみんなを笑顔にできる、アイスクリームがあったらなあっていう目線と、あとアスリートとしての、やっぱり減量とかある中で、減量すると体の水分がどうしても抜けて熱くなるのでアイスクリームをみんな食べるんですけど、その時に、やっぱり毎日食べれるアイスクリーム、っていうのが欲しいなってずっと思っていたので、今回引退を期に、アイスクリームを作ることになりました」

ーー第二の人生本当に今お話を聞いて楽しみになってくるんですが、柔道界においては、松本さんの背中を若い選手達追って来ていて東京オリンピックを目指しています。後輩たちに何か送る言葉、メッセージがあれば、ぜひお願いします

「そうですね、ホントに後輩たちは今、東京オリンピックがかかっている期間で、それぞれがみんなプレッシャーがかかって、今が一番辛い時期だと、思います。それでもやっぱり選ばれるのは、ホントに限られた人で、その戦いを知っているので、あんまり変には言えないんですけど、でもやっぱり一言言うのであれば、後悔しないように頑張れ、それだけです」

ーーありがとうございました

 

●その他の各社記者からの質問

 

ーーTBSテレビ、ビビッドの上路と申します。まずは、今までお疲れさまでした


「ありがとうございました」

ーー今その柔道人生の中に悔いはないっていう風にきっぱり言い切られたんですけれども、これまで大会が終わるたびに、やはりその、東京オリンピックに出たいという思いがすごく強かったなあっていう風に振り返ると思うんですけれども、やはりその柔道人生に悔いはない中でも、この日本、東京で行われるオリンピックには出たかったなあっていう思いは今どうでしょう、その辺の悔しさみたいな無いですか

「んー、出たかったなあとは思います。でも今までの、ロンドン、リオの時みたいに、私が絶対に出る、っていう思いではなく、出れたらいいな、出たかったなあ、っていうぐらいの、ふわっとした、ものはやっぱりはい、あります」

ーー柔道が好きではなかったのかもしれないみたいな今発言もあったんですが、やはりここまで柔道に携わってきた立場として、今後後輩の指導に、まあアイスクリーム屋さんもとてもいいお仕事だと思うんですが、後輩の指導にあたろうみたいな部分というのは無いですか

「やっぱり求められればやりますし、柔道部が存在するので、私たちの会社にも。その後輩たちの応援にも行きますし、何かあれば、教えるというか、お告げ?なんていうんですっけ(会場笑)、アドバイス?アドバイスをしたいと思います。すいません」

 

=====


ーー報道ステーションの竹内由恵と申します。この先も野獣になることはありますか?

「もしも誰かが、娘の命を狙っていたら、野獣になります。(会場笑)その時は徹底的に闘うんですけど、今は人の笑顔を作るためにやっているので、野獣にはなれないです」

ーー野獣じゃなかったら、何になりますか


「野獣キラー?(会場笑)になります」

ーーありがとうございます

 

=====


ーー日本テレビの弘竜太郎と申します。まずは現役生活お疲れさまでした

「ありがとうございました」

ーー今後は母として、そして家庭の中で、楽しみにしていることとか、何かありましたら是非教えていただければなと思います

「母として…今やってみたいのは、ディズニーランドに行ってみたい、っていうのはあります。子供と…家族で、どこかで思いっきし遊ぶっていうことを、したことがなかったので、あもちろん旦那もカッコいます。そういうのがなかったので、家族で、思いっきし、明日のことも考えず、遊んでみたいなあっていうのはあります」

ーー家族でゆっくり時間を過ごされるということですか

「ゆっ…そうですね。はい」

ーーありがとうございます。もう一つだけ、すいませんよろしくお願いいたします。先ほどお言葉で、柔道としての目標はすでに達成したとおっしゃっていましたが、今後の第二の人生における、松本選手の目標をズバリ教えていただければなと思います

「今までは柔道で、皆さんに笑顔を届けたりとか、というのは出来たんですけど、これからはまた柔道というのは全く関係ない、アイスクリームというところで勝負をして、やはり一人ひとりに、皆さんが笑顔になってもらえるよう、そして今は日本中ですけど世界中のみんなにも、アイスクリームを通して、笑顔になってもらえるよう、また、柔道ももちろんやってきたので、柔道を通しても笑顔をなってもらえるように、頑張っていきたいと思います」

ーーありがとうございます。ちなみに松本選手の好きなアイスクリームの味とかって、何か一つ挙げるとしたら

「アイスクリームの種類がちょっと少ないんですけど、豆乳焦がしキャラメル、っていうのがありまして、」

ーー豆乳焦がしキャラメル。かなり結構コアなところを攻める…

「コア?(会場笑)」

ーー珍しい、珍しい味の…

「あ、…そうですか?(笑)(会場笑)」

ーーアイスクリーム楽しみにしています。ありがとうございました

「ありがとうございました」

 

●終わりの挨拶

 

「本日は本当にありがとうございました。今後は、違う形として、お世話になると思うので、今後もよろしくお願いいたします。ありがとうございました」

 

●花束贈呈

 

池田彩華さんより花束贈呈の後、松本薫さんから池田彩華さんへの花束贈呈がありました。

「説明していいですか?私のトレーニングに付いてくるのは、ホントに厳しくて、合宿とかも、私自身の、山に修行とか、っていうのも全部付いてきてくれたので、彼女はたぶん一番辛い時期の9年間、を支えてくれました。なので私から、思いを込めて、花束を贈呈させていただきました。すみませんお付き合いしていただいて。ありがとうございます」