なかなか気持ちの良い晴れ間はつづかないようです。

朝夕はまだ冷えるので、みなさんも風邪ひかないように気を付けてくださいね。

といっても、だれにもこのブログは知らせていないのですが・・・。

さて、今回は視覚障碍者と入院の心得とと題してお送りします。

私は48歳までほとんど病院にはお世話にならずに過ごしてまいりました。

取り柄のない私にとって、唯一の自慢だったものですが、一昨年の春を境に生活はガラッと変わってしまいました。

検査後、すぐに入院となり、そこから5月いっぱいまで入院となりました。

腹膜炎の疑いがある私は経口摂取で食事をとれないため、栄養はすべて点滴でまかなうことになったのです。トホホ

まあ、これもダイエットと思えば一人でやるよりは無理なく体調管理も配慮されてできるんだからありがたいもんだと、ひらきなおっていくことに決定。

そして、長い入院生活が幕を開けるのでした。

さて、私は一人身で、家族も少し離れたところに住んでいるので、入院に際しては病院の環境認知から書類の提出をすべて自分でせねばなりませぬ。

ちなみに、私の入院で必要だった書類を以下に列記しときますね。

もし、誰も代筆してくれる人がいない場合は、病院の窓口で相談すればやっていただけますが、私の体験だとかなり難色を示されます。

いろいろ支払いとかのトラブルも多いのでしょうね。

・入院誓約書

緊急時の連絡先や保証人を記入します。

・オムツについての書類

なにかあった場合に消化器系の病気なので、やむをえずオムツをすることになることを了承するための書類です。

・タオルや寝間着のレンタル契約書

入院中、毎日寝間着や肌着、靴下やタオル、食事前の熱いおしぼりなどを業者からレンタルできます。1日600えんくらいだったかな?

もちろん、持参する人は必要ありません。

・紹介状

他院からの紹介の場合は必要です。

その他、手術の際には同意書(家族のサインも必要)などがあります。

次は、入院に必要なもの

・衣類や下着類

病院内にはたいていコインランドリーがあるので、自分でできそうならせいぜい3日分もあればokだと思います。

洗濯は看護助手さんたちにたのむこともできますけど、つねに忙しそうで殺気立っているので、自分でできたほうがなにかとよろしかろうと思いますよ。

・タオル類

大小のタオル、意外と使いますので少し大目にもっていってもよいかと思います。

・日用品、洗面用具

・湯呑み、カップ、箸、スプーン

・ティッシュペーパー

上記のものは、万一忘れても売店で売ってたりしますので、早いうちに手に入れておきましょう。


テレビやパソコン、オーディオ、楽器などはngとなっているところが多いようです。

ちなみに私はノートpcを許可してもらっていました。

それと、らくらくホンのワンセグでとても助かりましたよ。

ワンセグを見るときは必ずイヤホンをするようにしましょう。

携帯の充電するところにつけるイヤホンがありますので事前に購入しておくとよいかも。

アイフォンももちろん大丈夫です。

準備としてはこんなものでしょうか。

次は、いざ病院に入ったあとのこと。

まずは、環境認知です。

自分の病室のレイアウト。

4人部屋とか6人部屋のベッドの並び方。

洗面台の場所。

部屋からトイレまでのレイアウト。

ナースセンターや談話室までの行き方。

自動販売機の場所と飲み物の位置。

エレベータや階段の場所。

売店の行き方。

などなど、覚えることはたくさんあります。

看護師さんや看護助手さんたちはとても多忙なので、お時間をいただくことに引け目を感じるかもしれませんが、最初にしっかりと教えていただいておきましょう。

自分でやれることは自分でやったほうが、入院生活ではストレスをかかえずにすみますよ。これ、絶対です!

自分で簡単に売店にはいけそうもないなと思ったら、必要なものは買いだめしておいたほうがよいでしょう。

たとえば、お水とかティッシュとかですね。

私はワンセグをみましたが、もっていない人は据え付けの有料テレビのカードも購入したほうがよいかもです。

それから、もう一つとぉ~っても大事なことがあります。

病棟にはたくさんの看護師さんと看護助手さんがいます。

看護師さんはシフト交代制なので、日々ちがう人が自分のことを担当するようになるでしょう。

その都度、交代のご挨拶にきてくれます。

そのときに、なるべくお名前をいってもらうようにしましょう。

お名前を憶えていくことで、入院生活はとても楽になります。まちがいありません。

あと、ドクターも看護師さんも、意外と忘れっぽいことを忘れずに!!

自分が飲む薬の種類と名前や、飲むタイミング、検査の時間と内容などをしっかりと覚えておきましょう。

あれ?いつまでたっても声がかからないなあと思ったら、積極的にこちらから声をかけましょうね。

たくさんの患者さんを担当してらっしゃるので、うっかりすることはあって当然と思っておいたほうが安全です。

自分の体ですから、自分でしっかり守りましょう。

病院内はお年寄りや、杖をついている足腰の悪い人、車いすの人など、自分以下が胃にも多様な患者さんがいます。

移動の際は白杖を音をかるくならして移動することをおすすめします。

病院の廊下には、薬や血圧計、体温計をのせたワゴンや、清掃のための用具などがおいてあることがあります。

食事のときは大きいワゴンがあることもあります。

廊下の移動については、くれぐれもゆっくりと歩くことを心がけましょう。

たいがいの病院では視覚障碍者の生活について、知識はもっていないと思ってください。

私は病室からトイレにいくことが困難だと思われて、高い個室の病室に入れられました。

こちらは、他の病室があいていないせいだと思ってましたが、よくよく聞いてみるとそういうことだったので、あわてて4人部屋へと移してもらいました。

意思表示をしっかりしないと、いろんなトラブルや誤解を生むことになります。

がんばって暮らしやすい環境を作るようにしてください。

では、今回はこのへんで!