最近の楽しみのドラマが、『アルジャーノンに花束を』で、毎週金曜日が楽しみ。ラブラブ

この原作ずーと昔、学生のころ?読んだ記憶がある。ずいぶん前の小説だが世界のベストセラーになっているみたいで、友達の勧めで読んだ覚えがある。知能障害を持つパン屋で働く青年が脳の手術により、天才的な頭脳を手に入れ、そしてまた後退していく。賢くなるにつれての心の葛藤や、今まで見えていなかったものが見えてくる世界を描いた傑作。実験台にされたねずみのアルジャーノンがタイトルになっている、なんとも切なくなる小説だ。

2002年にユースケサンタマリアが主演をした時も観たのでけど、あらすじや、結末を知っていながらまた観てしまいたくなる。今回はジャニーズの山下が主演で、美形だから余計切なくなるのかなーなんて思いながら観ている。原作や、2002年版とは設定とかが違うけど基本は一緒で、なんとも悲しい物語だ。

若いときに小説を読んだときはただのSF小説だと思ったのだけど、この年になり改めてこの話を思い出すと、賢くなりまた後退していく過程は、人生において誰にでも起こりうることだと気づく。

それは、年を取ってからの痴呆もそうだし、病気や、事故で起こるかもしれない。そのときに見える景色や、周りの態度は、小説の中、あるいはドラマで展開される人間模様と現実は似ているのかもしれない。

できれば自分や周りの人に起こって欲しくないけれど、こればかりは自分ではどうしようもない現実だろうと思ってしまう。しょぼん