ブラジル開発工業通商省はこのほど、中国から輸入されるセラミック製食器の価格が国内製品を大幅に下回っているとして、中国製品を対象とした反ダンピング調査を発動した。現地メディアが伝えた。
ブラジルの関連企業が同調査の発動を求めた。これらの企業は、中国から輸入されるセラミック製食器の価格が過去の1キロ4.66ドルから2011年4月~2012年3月に1キロ1.35ドルまで下がったことを指摘し、中国企業のこうした行動が現地のセラミック産業に損害を及ぼしたと主張している。ダンピングが存在すると判断されれば、ブラジル政府は中国製セラミック製食器に懲罰関税を課す。
世界経済の落ち込みや貿易低迷を背景に、ブラジルのルセフ大統領は自国製品の競争力を保護すること公約し、一部の国が不当な手段でブラジル市場に向けて商品を不当廉売していると非難した。
世界貿易機関(WTO)が11月に公表したリポートでは、ブラジルは2012年5~9月に27件の反ダンピング調査を発動した。WTO加盟国が同時期に実施した反ダンピング調査の3分の1を占め、G20で最多となった。
出典:朝日新聞