たまには息子っちの話です

長男くん青春真っ只中高校3年生になりまし

長男くんは、なぜか小学3、4年生のころから行きつけの喫茶店がありまして、そこのマスターおじさんと
仲良しだったようです。
実家近くの喫茶店なので、はじめはおばあちゃんかおばさんに連れられて行ったみたい。

何しろ4人兄弟のお兄ちゃんだからさ、
家もわちゃわちゃして落ち着かないせいか、1人でどんどん友達を作って遊びに行くのが好きで、
はじめて親意外に親しく付き合える大人がマスターおじさんだったみたい

お金をばあちゃんからもらってジュースを飲みに行くのから始まって
いっちょまえに珈琲の種類や焙煎方法などを教えてもらったり
アルバイトの留学生ら外国のお兄さんお姉さんらとも交流を深め
試験まえはテスト勉強をしに行き
はじめて出来た彼女を連れて行き
約9年通った喫茶店

この度そのマスターおじさんが
引退するというので、常連さんご近所さん総出の
お祭りが開かれましたのに、息子っちと参加してきました。

息子っち、マスターおじさんにごあいさつをします
いっぱしの大人のように会話をしたあと、
別れ際に、すっと手を伸ばしておじさんに握手を求めたのです。
照れも社交辞令もない真っ直ぐ伸ばした腕が
彼が人好きで人を信頼することをきちんと覚えて
気持ちを伝えることを曲げない
大人になりつつあることの証で
真っ直ぐに爽やかに成長してたことに
なんだか胸が熱くなってくるのでした

親の前では憂鬱ぶってみせることもあるけど
そういえば
この子は言葉を覚えはじめたとたんに
堰をきったようにおしゃべりをはじめ、あっちの大人こっちの大人をつかまえては話しかけるのがたまらないというふうで、1人でながぐつを勝手にはいて、◯◯ちゃん家に行ってくる!とずんずん行っちゃうような、社交的な子でしたなー照れ

3つごの魂百までとはまさにこのこと
たぶんこの子はもう大丈夫、
と思った6月のある日でした