自分が人間に生まれてきて生きているなんて
とてつもない奇跡。
奇跡中の奇跡。
永遠という概念。
私という生命になる前の永遠、
私という生命後の永遠。
生命の前と後、わたしは、永遠に死んでいるのだもの。
生きているからこそ、前と後ろという概念もあるし、永遠という概念もあるけど、
そんなことすら皆無のなんにもない世界から、ある瞬間に分別のある世界にやって来た。
永遠の中で何かが起こって一瞬、
私は生命を生きることになった。
生命として生きる間、身体があって
何て、不安定なこと!!
生命の前と後の永遠は、それに比べてなんと安定していること!!
なんの変化も、なんの意識も、存在すらないのだから。
安定しきっている。
何もないのだから。
(果たしてそうなのかは、実は知らないが)
生きることの意味なんて
何もなくて
ただ何かの拍子に一瞬を
生きることになっただけで。
とんでもないことだわ。
この不安定な中で、
死ぬまで時間潰して生きなきゃいけないの。
ある時、私、思いっきり暇を潰してやると思い立った。
そうしたら思いっきり活動することになった。
私が「生きる意味なんてあるわきゃないだろ」
と考えてる人には、
全然見えないらしい。
だけど、
死にたかった子が何人も
私と居て居心地がいいのは
私が生きることの意味なんて
問うていないからだと思う。
みんな、たまたま。
なんかの拍子に
一瞬を生きることになっただけ。
今はまだ平和な国、に生まれ落ちた。
この国は、はっきりとした四季に恵まれ、明確に季節が変化し、
それだけでも退屈しない。
作物の種類も多い。
種を撒いて食べて、
死ぬまで暇潰して生きることができる。
なんで年老いてまで選挙だなんだと
勢力争いをするのか
私にはわからない。
穏やかに暇を潰せばいいものを。
幸せに丁寧に生きようよ。
ほかの生命と共に。
一瞬のことなんだもの。