お早うございます。
(◎_◎) ニュースの時間です。

2013年12月13日、ヒトiPS細胞から、
球体と尿細管を伴った3次元の腎臓
織の作成が初めて報告されてから、
約2年4ヶ月が経ちましたが、H28
地震の2回の大きな地震の合間
も、こんなニュースが届いていよう
です。

(NewPress)
http://www.imeg.kumamoto-u.ac.jp/np86

(論文)
http://www.cell.com/cell-reports/pdf/S2211-1247(16)30365-5.pdf

通常、ヒトの腎臓は、左右に1個ずつ
、合計2個あり、其々、血管、糸球体
、尿細管、間質という4つのパーツで
成されています。
 
中でも、血液から尿をろ過する糸球体
と、必要な水分や塩分を再吸収する尿
細管からから成るネフロンは、児期
ネフロン前駆細胞から作られますが
残念なことに腎臓が出来上がる出生
前後には消失してしまい、そのことが
腎臓が再生しない一因とされていまし
た。

そこで、2013年末に、ネフロン前駆 
細胞をヒトiPS細胞から誘導する方法
がまず報告されました。

しかし、ヒトiPS細胞から誘導したネ
フロン前駆細胞を再生医療へ応用する
にはネフロンを形成する能力を保ち
がら大量に増やす必要がありました。

初め、細胞外因子LIFとROCK阻害剤
Y27632を組み合わせた培地において
ラット胎仔のフロン前駆細胞を短
間維持できる手法が報告されました
の手法はちにはマウスに適用さ
れなかったで、

今回、低濃度のLIFに加え、細胞増殖
因子FGF2/9、それに化に必要な液
性因子BMP7及びWNTを敢えて
度で培養液に添加することにより、
ウスの胎仔から単離したネフロン前
細胞を試験管内で約20日間培養し、
1,800倍に増幅することに成功され
ということです。

この研究はネフロン前駆細胞を人為的
増幅するもので、腎疾患の病態解明、
創薬及び細胞治療など大量に細胞を必
要とする再生医療に向けた大きな前進
となり、また増幅させたネフロン前
細胞の凍結保存が可能となれば、iPS
細胞から前駆細胞を誘導する14日間の
時間を省略して、研究材料として供給
できるようになるため、今後、この培
養法が再生医療に向けた研究に応用さ
れることが期待されるそうです。 
(図3.参照)


そんな研究施設も、今回の震災の例外
ではなく、甚大な被害を受けられ、復
旧のため、基金立ち上げられたよう
ですので、腎臓病の治療にご理解のあ
る方で余裕のおありの方は、どうか、
ご支援、ご協力のご検討をお願い致し
ます。
(こんなこと自分が言うのもアレです
が、少しでもお力になればと思います
ので...)