今日も暑くなるぞぉぉぉぉおお!
まだ日が昇る前の
クルマに乗り込んだが、
早くも室温は上昇していて、
その日の東京を
過ごすのが思いやられた。
しかし御殿場ICを降り
国道138の山道を登っていくと、
そこには温度計があって、
22℃と表示されていた。
箱根湖畔GCはガスっていた。
「なんと神秘的でしょう」
劇的ビフォーアフターなら
そんなナレーションが入るかもしれない。
ノンキなことを思いつつ、
打つ方へフェイスを向けた。
コースを知っているから
落とす方向はわかるものの、
狙い通りに飛ぶ保証はどこにもない。
思ってもいない方向へ
運ぶ確率の方が
どちらかというと高いのだ。
風が吹いては見晴らしがよくなり、
ちょいと油断すると
また視界が狭くなる。
それを繰り返すうちに、
いつのまにか霧は気にならなくなった。
しかし・・・。
ランチを終え後半をスタートさせると、
ポツポツと雲から水が落ちてきた。
「雨って言ってなかったのになぁ」
その言葉が天に届いたのか、
背中に打ち付ける雨は、
まるで誰かに
タイピングされているかのように
力強いもので、
このまま打たれ続けると、
血行が良くなり
肩こりが治るんじゃないかと
バカな頭は考えてしまう。
残すはまだ4ホール。
「やめるか?」
しかしカートは自動操縦。
我々が放棄したとしても、
前の組が辞めない限り、
カートを追い越せない。
「しゃあない、やろう!」
傘に仕事をさせないほどの土砂降り。
自然と笑いが出た。
笑うことで、
ココロを前向きにしたのかもしれない。
18ホールめ。
吸水力バツグンのはずのグリーンは、
湖のようになっていた。



