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こんにちは、金本智恵です。
これって編集者あるあるだと思う話を少し笑
先日、京都在住のライターさんからとても美味しいお菓子をいただいたのです。
それがこちら💁♀️
宇治の中村藤吉本店のお菓子。
こちらのお抹茶美味しいですよねー。
もちろんお菓子も最高に美味でございましたが、私がついつい見てしまったのが、箱のしっかりした質感と中に入っている名刺サイズの商品説明。
できるだけわかるように写真撮ったのですが、ちょっとボゴっとする、エンボス加工がほどこされている!!!
うわー、お金かかってるわー💰なーんて思っちゃうわけです笑
その他にも、写植印刷の名刺とか、角が丸くなった名刺、キラキラした紙を使った名刺などにも、反応します😆
紙屋さんなる会社があるのですが、そこに行った日にはもう大興奮。
ず〜っと眺めていられます。
著者の方にも「オタク」気質が必要と言われていますが、編集者こそなかなかのオタクかも!?
編集者に会う時はちょっと面白い名刺を持って行くといいかも?しれませんね😊
編集者は何ヶ月後の本を作っている?
さて、昨日は三笠書房へ打ち合わせに行ってきたのですが、今回お話しした案件は10月、11月新刊の案件。
もちろんすでに原稿はアップしていて、それを整えていく時間を考慮して新刊の刊行日を決めていくのですが、編集者はこのような感じで、だいたい4〜5ヶ月先の案件を同時進行で進めています。
その間に新たな企画も考え、編集作業をし、販促を考え…
うん、忙しいです(笑)
なので、「お!」と思う企画がきた時には、とっても喜ぶのが編集者の生態。
(もちろん、自分の力で!とも思ってますし、全員が全員喜ぶわけではありませんが💦)
私の場合は、
✴︎これから何ヶ月後にはボーナスか…お金関係の企画が欲しいな。
✴︎4月にぶつける企画は…新入社員向けの企画とかメンタル系の本かな。
✴︎今年こそはというと…英会話?資格取得? 勉強法がいける?
✴︎法改正があるのか〜じゃあ、『税金の本』の改訂版はいつにしようかな。
こんな感じで未来に起こるイベントなどを考えつつ、企画を考えたりします。
企画を考えることって、とっても大変だと思うのですが、「季節」で考えるのも一つの手かもしれません。
書店員だった時も、4月は辞書、NHKラジオに絡んだ書籍、7月からは旅行英会話、9月(秋)は学びの秋ということで英文法など、テーマをもって棚作りをしていました。
書店に行けば、季節に応じて様々なフェアを開催しています。
かつては版元フェアが多かったのですが、今はテーマフェアが多いので、書店に足を運んでどんな切り口でフェアをしているのかを見るというのも企画立案のヒントになるかもしれません。
流行りのキーワードなんかも見つけられますしね♪
もちろんそれ以外に「旬」というか、流行りのテーマを企画にということで考えていきますが、私の場合は、瞬間的なヒット本よりも、ずっと売れ続けていくロングセラー本を作りたいという思いで編集をしているので、古くならないテーマ、というのも一つ大事な要素かもしれません。
そして、、私はたびたび書店に足を運んでくださいねと書いているのですが、それは次のことを意識してほしいから。
この本だったら、
書店のどの棚、どのコーナーに並ぶのかな?
現在、書店では少数精鋭で毎日入ってくる新刊を捌いています。
そういう状況の中、どういう本なのかわからないようなものって、はじかれたり、担当をグルグル回されたりすることもあります。
ある版元さんは裏表紙に、
ジャンル:ビジネス(自己啓発)
などと書いていたりします。
それくらい、どこに並べてもらうかは大事なのです。
書店に足を運び、棚を見ているとどの商品がどのように展開されているかもわかるようになります。
本を出したい! という方は、書店に足を運ぶ、書店に行けない方は、書店さんがやっている「X」を見るなどでもいいと思います。
現場を知る、実践していきましょう。
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。