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こんにちは、金本智恵です。
今日も暖かい1日でしたね。そして春一番も吹いた、かな。
春を感じる1日で、過ごしやすいのですが、地球温暖化、大丈夫か!?と心配になります。
さて、今日は出版社が考える1冊あたりのコストについて書いてみます。
本は、出版社 ⇨ 取次 ⇨ 書店という流通経路で、皆さんの手元に届きます。
まず、取次さんにおろす正味価格は60〜70%です。
正味率はは出版社によって異なります。
1冊の本体価格を1000円とすると600〜700円ほどでおろすことになりますね。
そして、本を作るためには、
✴︎著者へ支払う印税
✴︎印刷代(2色、4色と色数が増えるたびに当然コストも増えます)
✴︎在庫を管理する倉庫などの維持費
✴︎イラストや写真の使用料
✴︎ライターさん、カメラマンさんなど、関係者への支払い
(撮影があればスタジオ代、ヘアメイク代などもかかってきます)
✴︎仕掛け販売などでかかる費用
などなど、様々な費用がかかってきます。
それを考えたうえで利益を出さないといけませんので、特に初版の製作費に関しては厳しく管理されています。
原価計算をしたうえで、削るべき項目を検討し、印税であれば著者の方にご相談をさせていただき、
初版だけ●%で、重版からは●%でというようなお願いをしています。
原価率は最低でも60%代でと言われていますが、こう考えていくと、特に初版で出せる利益はカツカツ、というのがおわかりいただけますよね。
出版は重版からが利益と言われるのですが、その理由がここにあります。
印税を削っているから出版社が儲かっている、ではなく、印税をお支払いしたいけれどお支払いが厳しいというのが本当のところなのです。
ちなみに、印税は10%が最大ですが、昨今、10%をお支払いしている出版社は少ないかもしれません。もちろん、大御所と言われるような著者さんは別ですが、特に初めて本を出すというような方は、印税交渉をされる可能性が高いかもしれません。
もちろん重版すれば、2作目につながりますし、2冊目からは印税もアップしてもらえますので、特に最初に出す本は気合を入れて作ってほしいなと思っています。
ということで、今日は印税について書いてみました。
もし出版社側から、印税交渉があった場合は、こういう事情があるんだなぁなど少し思いを寄せてもらえたら嬉しいです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。