おはようございます

 

 10月10日 朝5時 真っ暗です。

 新しい1日の始まります。皆さまにとって

 良き日になりますように。

 

 昨夜24時に就眠しましたのに4:00時に目覚め

 ました。ナポレオンは4時間の睡眠だったとか

 魔婆の短い睡眠は単なる高齢者なのでしょう。

 

 FM放送 聞きながらお雛様の仕上げを

 しました。昨日 裏側にヤマト糊で押さえを

 済ませたのを台張りからはずします。

 布の歪みは?と緊張します。

 

 外したのをボードに貼り付けるのですが

 ボードにキルトシンを張り 始めに縦その後 横を

 引っ張りとじします。

 表の加減を調節しながら糸を引きます。

 

 

 色紙などは表具屋さんで和紙の裏打ちをしますが

 このぽってりした刺繍には面倒でも引っ張りとじの方が

 フワッと仕上がります。

 

 完成です。あとは、表具屋さんで額縁選びです。

 2月から取り掛かり夏の暑さで怠け者になっていました。

 なんだかホッとしました。

 外人さん用 お土産手ぬぐい5色ずりより色を

 起こすのも大変ですが創作の喜びがあります。

 魔婆にしては大作でした。

 

 1964年10月10日は、初の東京オリンピック開催の

 日でした。59年前❗️

 

 その前年に赤いほっぺで太めの子が田舎から学園に。

 

 数年前 学園百三十周年時に「在学時代の思い出」の

 寄稿文依頼がありました。そこに昭和39、40年の

 お話しを書いていたので一部をご紹介させて下さい。

 昭和の語り部です。(  )は今の魔婆コメントです。

 

 赤いほっぺで太めの子の東京デビュー。

 

 折しも東京オリンピックに向けて何処もかしこも

 建設ラッシュ エネルギーの坩堝、高度成長の

 真只中。下火になったとはいえ学生運動続行中。

 一方ノン.ポリの若者は銀座みゆき通りにたむろ。

 女子は、細身のロングスカートに籠を持つ。

 男子は、ボタンダウンシャツにローファーを履き

 なぜか洋傘をキリキリ閉じて持つ。

 国文科は面白かった。当時 先生と学生の間が近く

 ご一緒に漱石ゆかりの地を散策したりオンデーヌ

 観劇や喫茶店で風姿花伝や陰翳礼讃の講義の

 続きもして頂き嬉しく思った。

 (省く 学園のPR……)

 学食80円 私の田舎にはコークもホットドックも

 ない時 学食のオイスターランチなるものに

 たまげた!おしゃれで美味しいと!

 

 新設の寮は芝生の広い庭を擁する

    セントラルヒーテング設置の快適な住まいであった。

 そこには威厳をおもちの舎監長がいらっしゃった。

 門限PM9時 門限破りのシンデレラは大目玉を負う。

 男子からの電話は取りつながない。

 (今では携帯なしなんて考えられませんね)

 自称 兄 叔父からの黒電話は取り次ぎ却下。

 強者は、あろうことか父をなのる。

 先生は登校時学生をチェック。

 「アイシャドウが濃い」「スカートが短い」と。

 

 オリンピックまじか 警告発令⚠️

 「外国人には、意味のない笑顔を見せては

 いけない」と。

 (軍国少女を過ごした先生ならではかと思います)

 

 先生は、大切な娘を預かっているという責任感を

 お持ちだったのだ。今どきありえないと言われ

 そうだが先生の様な大人がいらっしゃった事を

 古き時代は、良きものなりと思う。

 

 (先生と寮のバス旅行 先生 威厳をお持ちで

 素敵でしょう!)

 

 1963年11月23日 それは起こった。

 日米宇宙中継実験という記念すべき日。

 (今では当たり前 大谷選手の活躍もライブで見れるのに) 

 当時は画期的なことだった。

 ロビーに設置してあるテレビの前で今か今かと放映を

 皆で待った。白黒の一報は、時差による前日22日の

 ケネディ暗殺の放映だった。生々しい悲報❗️

 皆、余りある現実に息を殺し一部始終を目に

 焼き付けた。この衝撃は今なを忘れられない。

 

 (そして今日と同じ日)10月10日

 日本の威信をかけた新幹線も開通。

 

 抜ける様な青空のもと昭和天皇の開会式宣言で

 東京オリンピックのフアンフアーレ。

 ブルーインパルスが東京の大空に描いた

 五色の五輪が美しかった。  おしまい。

 

 やはり晴れました❗️10月10日は晴れるのです。 

 すだれを外し洗い始めたら虹が。

 

 シャワーを流しながら いつか見た記憶ありや

 なしやデジャヴ?

 否 2人の幼な子をビニールプールで遊ばせた時 

 幼な子がつかみ取ろうとした虹です。

 幼な子も今では五十路のおじさん。

 

 ひと雫の水は流れながれて大海に

 そして海は満るのかなぁ〜などと

 ふっと思いました。

 

 ご覧いただきありがとうございました。