今日もお日様ピカピカです。

 

 プルメリアは、昨年剪定して 切り口が 指を✊の

 状態で芽吹き待ちでしたが人差し指だけがほどけ

 天井目指してピンと。

 これから 負けじと他の指もほどけるでしょう。

 

 

今のアザレアです。

鉢植えを庭に下ろしてから毎年 元気に咲きます。 

 

 

 西洋シャクナゲの蕾もほどけ始め赤い衣チラチラ見せ

 ています。やがて花の手毬になります。

 

 

 椿の葉は、いさぎよく脱ぎかえです。

 ドンドン春落ち葉に。

 萌黄色の照り映える葉に衣替えしています。

 

 春はいいですね。

 すべからく生きている感じです。

 生命のほとばしりです。 

 

 ⓮   不定期連載物語りもどき

 

 前述した絵日記で花火を描いたのは

 兄さんです。

 夕子が姉さんと自分の後ろ姿を画面下に小さく描き

 

 楽しみの花火に取り掛かろうとした時、

 

 兄さんが「どれ どれ」と赤い丸を染めその外側に

 黄、緑、紫……と色の輪を染めて 挙句に黒のクレヨンの

 ラベルを むしり取り横にしてジャーと上塗りしました。

 真っ黒け!

 「なにしてるの!嫌だーバカー」と夕子叫べど泰然自若

 

 だいたい24色のクレヨンは!夕子が市の小学生対象の

 展覧会で金賞を頂き 日栄書店のおじさんがプレゼント

 して下さった宝物物で学校にも持って行かなかつたし

 大切にしていたのに!ラベルを破った!

 

 「待て まて」と割り箸を小刀で削り先っぽで

 黒く染めた所をこそぎ落とすと赤や黄の細い色が現れ

 切った爪のようなクレヨンかすを吹き飛ばすと

 正に夜空に咲いた大輪の花火

 

 兄さん!すごい!

 

 兄さんは、日々 父さんの帝王学に

 疲れていたんだよね。

 新聞配達や柔道道場 嫌だったよね。

 

 当時まだまだメジャーでなかった円空の写真集を

 「夕子 いいだろう」と眺めていた。

 夕子には、兄さんの言う いいだろう は、

 分からなかった。

 

 姉さんは、東京生活 新しい学びを楽しんでいた。

 帰るたびに綺麗になって。と 思った。

 

 ある時は、ブルーの帽子をのせて田舎では目立った。

 かぶると言う表現はやはり合わない。のせるです。

 

 夕子には、木型で形を作ったという帽子。

 

 なんでも羊毛地を木型に乗せ木槌で形成するという。

 ヘルメットみたいな。ツバを少し上におり上げる。

 全然似合わない。

 

 コークなるものも、グレープフルーツも

 姉さんが東京から持ち帰った味覚だった。

 そうそう 崎陽軒のシュウマイも。

 当時は、楊枝の先に🐚が付いていた。

 

 思い出 ポロポロ こぼれ ちりぬるお