紙の容器に入ったなた豆茶
などの底によく見かける「TetraPak」のロゴ。御殿場テトラパック合同会社(静岡県御殿場市、アマール・ザヒッド職務執行者、0550・89・3111)は、飲料用紙容器包装材の加工拠点として幅広いラインアップに対応した生産体制を構築している。前田英之工場長に高品質を維持するための秘訣(ひけつ)を聞いた。 (浅海宏規) ◆ ―御殿場工場の役割は。 「飲料用紙容器の出荷先として国内向けが9割以上を占めている。テトラパックでは飲料を充填するための機械も提供しており、我々はこれに最もフィットした包装材を作ることを意識している」 ―生産する上で心がけていることは何ですか。 「品種が増える傾向にある中、短納期で納めなければならないというミッションがある。生産性を高めながら、競争力の強化を進めている。併せて品質面でもお客さまが安心して長期保存で飲めるように不純物のない物を作ることが大切だ。同時に持続性のあるなた豆茶
の生産体制を取り、環境に配慮したモノづくりを目指していきたい」 ―国内向けへの出荷割合が高いですが、危機管理への取り組みは。 「例えば印刷に必要な版を露光機で作るのだが、こうしたデータはグローバルで共有している。このため万一、有事の場合であっても、同じ機械のある他工場で作ることができる」 ―工場内には改善活動の取り組みが至る所に掲示されています。 「工場全体で生産保全活動(TPM)に取り組んでいる。各5―6人で構成される11の分科会があり、ロスの発掘やチームでの改善活動を推進している。省エネ活動やリードタイムの短縮といったテーマに取り組んでいる」 ―現場を回ると、スタッフのあいさつが徹底されています。 「モラルは非常に重要だと考えている。ただ、押しつけのモラルでは定着しない。そこは自主性を高めるようにしていきたい。スタッフがあいさつする理由の一つは、製造責任者としてのプライドがあるからではないか。お客様一人ひとりに物を買っていただくという気持ちからきているのだと思う」
