2022年2月22日 午後1時過ぎ、

それは突然始まった。

 

わたしはトイレから出て洗面所へ向かった。

すると、家のチャイムが2回鳴った。

その後、玄関の扉を強く叩く音がした。

 

わたしはドア越しに「はい」と返事をした。

その直後、大声でまくしたてるような、わめくような、女性の声が聞こえてきた。

当然、急に何を言っているのか聞き取れない。

わたしは「何かの勧誘(または宗教)だ」と思った。

 

そのわめき声の中で、「隣りの家の娘」という言葉が聞き取れた。

 

アパートお隣りには、年輩の女性がひとり暮らしをしている(と思う)。

え?! 何かあったのか・・・

 

わたしは「ちょっと待ってください」と言って、

玄関の扉を開けた。

そこに小柄な女性がいた。

 

「あ、この人見たことある。知ってる・・」

 

と感じるのも束の間、

その女性は機関銃のようにしゃべりまくり、わたしが記憶を取り戻すための時間はなかった。

 

わたしが何を言おうとしても、

「あ、わかったわかった!じゃあ、、」とか

「仕事は? 下の名前は??」

 

など、とにかく せわしなくしゃべる、動く。

 

わたしは、彼女の発言から

「ここ(アパート)に住む母の介護のために、今ここに来ている」

「緊急事態の時のために電話番号を教えてほしい」

 

という要点をつかんだ(つもりだった・・というのは後から判明)。

 

わたし自身も(?!)、言いたいことがあると自分の中で妄想が進み、

「最終的に何を言いたいのか支離滅裂になりやすい」

というのを自覚している。

 

そしてわたしは、直接 人と会話をするのが苦手で、

本当に伝えたいことがある時は(特に緊急事態には)パニックになる傾向がある。

 

そして、彼女の言いたいことを理解するために、わたしは

「すみません、わたしの話をちゃんと聞いてもらえますか?」

と、ゆっくりした口調で伝えた。

 

彼女は「うんうん、はい!」と、

一瞬だけ聞く姿勢になった。本当に一瞬だけ・・。

 

その後も、話をするほど意味不明で、全く会話が成り立たず、20分くらいが経過した。

 

その間、

アパートの住人が様子をうかがうように外へ出てきたり、

きっと他にも、聞こえている近隣の方達は いたと思う。

 

わたしには、「もうこれ以上できることはない」と思った。

 

この女性の言うことは支離滅裂だけれど、

お隣りに住む方が本当に「容態が悪く、助けが必要」であれば心配だし、

110番通報をして引き継ごうと思った。

 

少し状況を追加すると、110番する前に、

 

「わたしは、あなたの言うことが全く理解できないので、警察を呼んで話してもらえますか?」

「今です。今、警察を呼んでもらえますか。」

 

と、お願いした。

案の定、その彼女に伝わるわけもなく、

機関銃のような返し(お笑いコントで言うとボケとツッコミの返しのような、ひとりコントのような?)が続いていた。

 

わたしは今回のことで110番通報をしたが、

個人的には昔から、実は、警察の組織そのものを信用していない。

 

今までの体感として、昔から病院や医師を信用できないのと同じ、警察も全く信用していない。

 

今でこそ、

「闇によるマトリックスの洗脳世界」

であるという明白な答えは出ているけれど、

 

つい近年までは、

「そう思うのは自分がおかしい・・?!」

「でも なんで??」

という葛藤があった。

 

そういうのがわかっていても、

今回は、「自分ができない」ことを誰かに引き継がなければいけないと思ったために、通報した。

 

通報から約20分後、

警察2名の方が到着し、事情聴取があり、そして帰っていった。

 

その後は、とにかく物音がすごかった。

何かを打ち付けるような音、地響きで、アパートが揺れ動いた。

 

それは夜中まで続いた。

2~3時は特に、心臓に悪い感じのショック音が鳴り響いた。

ドンドン、ガンガン、バーンバーン!と。

 

そして怒鳴り、叫び、時には歌い、たまに笑い、

また怒鳴り、歌い、叫び、そして地響き・・・と、朝まで続いた。

 

その朝8時頃、パタッと鳴りやみ、静まり返った。

「寝たのか・・?!」

 

そう思い、一睡もできなかったわたしは うとうと眠りに入った。

そのお昼1時頃、また「ドンドーン!バーン!」と、

再び激しい音が鳴り響いた。

 

「起きたのか・・?!」

 

そう思うのも束の間、

わたしの家のチャイムが鳴った。何度も何度も鳴り響いた。

 

わたしは すぐ「例の彼女だ」と思った。

 

玄関越しに「ちょっと待ってください」

と言ったが、チャイムが鳴りやむことはなかった。

 

もう一度、玄関越しに「ちょっと待って!!」

とわたしは大声を出した。

 

玄関を開けると、やはり彼女がいた。

彼女は

「ちょっとって、どのくらい?」

「ちょっとって、5分くらい?」

 

と、その目は明らかにラリっていた。

昨日とは また違う様子で、昨日以上に「ヤバい」感じだった。

 

その時、彼女は片手に空のワイングラスのようなものを持っていて、

「この人、酔っぱらっているのか?!」

と一瞬 思った。

 

しかし、後々(おそらく)そうではないことが わかった。

 

例えるなら、

「完全に認知症になった方と、密に接したことがある」場合は わかると思いますが、

 

そういう人の目だった。

そういう人のオーラだった。

 

おそらく彼女は『薬漬け』にされていたのだ。

(後々、そう思った。)

 

そしてまた、その時のわたしは、自分に余裕がなかった。

昼夜、そして朝まで激しい音の中、しかも寝ていない。

 

「(お隣りの)お母さんの容態が悪いって、うそか?なんなんだ!」

 

わたしはすぐに彼女を責めてしまった。

「あなた、介護しているんじゃないの?」

「おい、いい加減にしろ」と。

 

すぐその場で、彼女を前に110番通報した。

 

警察へ事情を説明していると、お隣りの玄関の扉が開いた。

男の人と目が合った。

彼女のご主人だ。知ってる。

その後ろには、住人の年輩の女性がいた。そう、彼女のお母さん。

 

わたしは構わず警察との電話を続けた。

わたしは限界だった。

 

ご主人達はおそらく覗き穴からずっと見ていて、

「やべっ、通報されてる。」とわかって扉を開けたのは明らかだった。

 

奥にいた彼女のお母さんは、

「早く中に入りなさい。」と、彼女を家の中に呼び寄せ、彼女は素直に応じた。

 

通報しているわたしを軽蔑のまなざしで見ながら、彼らは扉を閉めた。

 

約15分後、警察官が到着した。

まずお隣りから事情聴取。

会話が少し聞こえた。警察官と話しているのはご主人のようだった。

 

「外で話し声が聞こえるなぁと思って、玄関の扉を開けたら、お隣りの人が電話をしていた。」

とか、

「こっちも困ってる」みたいな発言。

誠意のかけらも感じられない、と思った。

 

わたしは「カーッ」と血がのぼり、そこへ割り込んで行く衝動を必死に抑えた。

 

お隣りの事情聴取が一旦終わり、彼女のお母さんは自分の車へ向かった。

そう、いつもと変わりない。容態は悪くない。

そして大きな声で、警察官に「あなたいくつ?」と聞いていた。

「あらそう、30歳なのー。」

この女性は元々声が大きい。おそらく耳が遠いせいもあるのだろう。

 

その後、警察官は わたしがお隣りと会わないように配慮して、頃合いを見てうちへ来てくれた。

とてもいい人だった。

 

ここまで読んでくださった方、もしかしたら

「わたしがお隣りの人達に対して怒っている」と感じられるかもしれませんが、全くそうではないです。

彼女のお母さんとは たまに挨拶や軽い会話をしたり、むしろ、わたしはお隣りの方に好感を持っていて、それは今も変わりません。

 

 

警察官が帰った後、わたし自身、色々な想いが次から次へとあふれてきた。

 

*** <わたし個人の心の声> ***

 

わたしの「通報」という選択は間違っていなかった。

こわかった。仕方なかった。

わたしは『わたし自身』を護るために必要だった。

 

娘さんの精神状態のこと、わたしは知らなかった。

ひとこと言ってほしかった。

ひとこと教えてくれていたら、通報はしていなかったと思う。

 

もっと彼女に優しく接してあげればよかった。

ごめんね。

わたし知ってる。彼女が可愛らしくていい子なの。

急に変貌した彼女に会って、最初は思い出せなかっただけ。

 

彼女が妊娠して、出産して、しばらく この同じアパートの一室を借りて、

ご主人と子育てをして、

 

そのうち仕事を見つけて自転車で通っていたのかな、

窓越しにいるご主人と子供に「行ってきます!」というように笑顔で手を振っていたの、わたしは知ってる。

 

今回ご主人が被害者意識の発言をしたのも、仕方ない。

家族は、精神的に追い詰められる毎日になってしまうのだから。。

 

*********

 

警察官の話によると、しばらく彼女はお母さんと一緒に居て、施設か病院に行くとのことだった。

 

「そうだ。彼女に会ったらフラワーオブライフのステッカーをあげよう。」

と、わたしは3枚のステッカーを玄関に用意した。

 

そして、彼女を紫の炎で浄化した。

彼女のお母さんとご主人(と、姿は見ないけれど子供)にも紫の炎を、

そして、虹色のフラワーオブライフに包まれるイメージをした。

 

女神のピンクのエネルギーもイメージしたが、

最近のわたし自身が心身不安定なので、言葉を多く発してサポートをお願いした。

 

その後、わたしは外へ散歩に出た。

自然豊かな川沿いを歩き、太陽を感じた。

 

帰宅して、お隣りは静まり返っていた。

彼女のお母さんの車もなく、誰もいないようだった。

 

それから一晩過ぎ、翌日も、そして今もずっと静まり返っている。

 

予定を繰り上げて、施設か病院に入ったのかもしれない。

わたしが通報しているのを目の前で見て、「このままだと、また通報されてしまう」と思ったのかもしれない。

 

彼女に渡そうと思っているFOLステッカーは、玄関に置いたまま・・

 

わたしは、今回のことで様々なことを感じ、

そして自分自身を見た。

 

世界レベル、地球レベルで起きることは、個人レベルも全く同じ。

その「事象」が違うだけ。

 

改めて、自分を見直すために書き出した。

普段、わたしは誰ともしゃべらず、その環境も作っていないので、

わたし自身を整理するために、書き出しは必要な作業のひとつになっている。

 

読んでくださったみなさま、ありがとうございます。