日曜日、あたしたち夫婦の所属する劇団公演が無事終了しました。



あたしは所属してるかビミョーですが、だんなさんは音響として活躍中。

(本職を休んでまでやります)






今回の脚本のテーマは



「人はなぜ生まれてくるときに泣いているのか?」でした。




うちは劇団長が脚本を書き演出するワンマン経営?ですが

(うちのだんなさんが舞台監督したりはしますが)

今まではどうも見てて重いテーマが多かったのです。


ぶっちゃけ大抵誰か死ぬ、みたいな。


まあ多いですよね。素人演劇ではありがちです。




今回はそうではなく 

死ぬ人(自殺願望のある人)をふみとどまらせる、という脚本。




劇団長が半年前にパパになったことが大きな影響を与えているのだと思います。



ひめちゃんが産まれたとき、産院までお見舞いに来てくれたのに

「小さい子供は怖い」と言って近づくことも出来なかった人が

自分の子供が生まれたらもう親ばか丸出しで、

うちの年子達まで可愛がってくれるのです。



人って変わりますね。





「生まれてくれてありがとう」



生まれてくることを選んだのは自分。


だから日々を精一杯生きて。




生きている、それだけがどんなに奇跡的なことなのか


どれだけの競争率の中で自分が産まれ出ることが出来たのか


そのことを忘れないで欲しい。



欲や希望や望むものはたくさんあるだろう。


叶わなくて絶望することもあるだろう。


自分に価値がないと感じることもあるだろう。


それでも





生きている。






そのことがどんなに素晴らしいことなのか忘れないで欲しい。




そういったメッセージが込められた脚本でした。

(少なくともあたしはそう感じました。)






あれだけ「不妊」だとかなんだと脅かされ

手術まで受け「状態が悪い」とまで言われたあたしが



年子の母になっている。



確かにそれは奇跡だ。



子供一人持てたら・・・と切望していたのにまさかの二人。



無事に妊娠、出産して健康に育ってる。



これ以上素晴らしいことはない。



出来損ないの親だから色々と期待したり比べたり焦ったり・・・

そういうこともしてしまうけど



隣で笑っててくれる我が子がふたり。




それは本当に素晴らしいことなんだと

この子達を必死で育てないとと

改めて思いました。




♪ママのおなかに10ヶ月、というフレーズが主題歌に使われました。

(劇団長自作の詩にプロのバンドの方が曲をつけてくれました)




♪産まれるんだと 心に決めて

 何億兄弟かきわけて

 やっとつかんだ この奇跡

 ママのおなかに10ヶ月

 

 そして産まれて泣いた 嬉しくて泣いた




という風な歌詞です。





あたしは二人いるから、合わせて20ヶ月。



とても幸せな時間を過ごしたんだなあと泣けてきました。





そういえば、ひめちゃんがおなかにいるとわかった日。


平成18年1月17日。



あたしは人生で一番幸せでした。


出産した時より「おなかにいる」ことがわかった時の方が幸福感に満たされてました。


ちょっと変わってるのかな。



りまがおなかにいるとわかった平成19年7月21日。


これは人生で一番動揺した日でした。



りまの時は無事に生まれてきてくれたその日の方が幸福感に満たされてました。





ひめちゃん。りま。



ママのところへ産まれてくれてありがとう。