こんにちは〜
前回の記事もたくさん人にみていただけて、すごく心が救われました。
ありがとうございます
今回の記事で一旦一区切りはさせていただこうと思っているので、宜しくお願いします。
息子が亡くなる当日のことです。
朝旦那くんが起きた時に
『4時くらいに目が覚めたと思ったら
隣に息子がいた。管だらけの、あのままの息子が』
といってました。
夢の現実の狭間だったみたいで、息子がきてるときは本当に現実?と思ったくらいリアリティだったらしいんです
『何かを伝えようとしてたのかもしれない。
今日かもしれないから、覚悟しておこう』
と旦那くん。
それを聞いて私はものすごく取り乱してしまって
『最後なわけないやん!覚悟なんかしたくない』
って、暴れていました
(今考えるとママがこんなんだからきっと、息子はパパに伝えに最後の力を振り絞って来たのかな?と思ってます)
ごめんよ息子、こんなママで…
早朝の息子の血圧はもう良くて22.23あたりをうろちょろしてる形で、お昼には20きらないくらいで、ずっと頑張ってくれていました。
新生児科の部長さんに、
『もう息子くんに効く薬がありません。薬をあげることもできないし、一つしてあげるとしたら、今の痛みを和らげて、楽にしてあげることです』
といわれ、薬だらけで浮腫んでるし息子は絶対に痛いし辛い…と思ったので、せめてもの痛みを和らげる薬をすこし入れてもらうことにしました。
ただ、その薬を入れると、血圧が下がるリスクがある、と。
でも、もういっぱいいっぱいの息子にしてあげられること、それは沢山話しかけて痛みを少しでも和らげること、痛くないように少しでもさせてあげること、でした
沢山考えた結果、私たちは少しだけ痛みを和らげる薬を入れてもらうことにしました。
すると夕方あたりからまた徐々に血圧が下がって来て、旦那が一旦薬を止めるように先生に伝えてくれました。
私は腎科の先生と、どうやったら腹膜透析ですこしでもむくみが取れるかどうか…というのをあーでもないこうでもない、と話し合っていて、その間はずっと旦那が息子のそばにいてくれていました。
何か少しでも、ダメ元でも、息子を救えることがあるなら…!ととにかく必死でした…
ですが、血圧はどんどんさがってしまい、ついに15、14くらいまでになってしまいました。
そして心拍も100をきってしまい、新生児科の部長さんからは、心配が100をきってしまうと、そこから急に下がって亡くなってしまうので、覚悟をしてくださいと前日から言われていました…
私たちは心拍が100を切ってたことは知ってました。だけど絶対に大丈夫!諦めない!という気持ちで、ひたすら息子を励まし続けました。
すると、新生児科の先生が10人くらいやって来て
『心拍がもう100も行っていない状況なので、お母さん、最後に抱っこしてあげてください。』
と。
もう、その瞬間夫婦2人で大号泣
悔しい、なんで?なんで?ってこんなにも頑張ってるのに、なんで?
その時の私は、脳にどんだけおっきな障害が残っても、障害だらけでも、生きて欲しい!!!
と、ただそれだけを祈ってました。
最後に抱っこ…
最後なんて嫌だけど
冷静に考えて、息子のこと今まで1回も抱っこできなかったな。
初めての抱っこなんだ、って考えたら、少し嬉しくなりました。
先生たちに写真を撮ってもらって、その場の雰囲気は割と和やかでした。
今考えると、とてもありがたい対応をしていただけたなぁと思います
管で繋がれたまま、抱っこをしました。
思ったよりも、重たくて、感動して、
生きてくれてありがとう。生まれて来てくれてありがとう。とおもうと、本当に涙が止まりませんでした…
ほんの少しだけ、息子の腕が動いた気がしました。
これが息子が最後に動いた瞬間でした。
腕を動かすなんて、もうこの一週間見ていなかったので、それをみた瞬間に、まだこの子は生きる!大丈夫だよ!と、心の中で願い続けました。
でもその願いは叶うことはありませんでした。
最後の最後に力を振り絞ってくれたのかな?
ママに抱っこされて、きっと嬉しかったんだよね。最後に、息をしているときに、抱っこできて、ママも嬉しかったよ。息子の温もりは絶対に忘れないよ…
そこから30分ほど、家族の時間を過ごしました。
抱っこの後は、身体がどんどん黄色くなっていき、
なんだか顔が穏やかになっていく気がしました。
大丈夫!ママがついてる!大丈夫!
そう言葉をかけてあげるしかできませんでした…
すると新生児科の先生がやってきて、息子についてる機械をゆるめて、心臓の音を確認しました。
『12月13日午後8時18分死亡が確認されました』
新生児科の担当の先生が、涙して伝えてくれました。
私はただただ涙が止まらなくて
旦那が代わりに先生たちにお礼を伝えてくれました。
でも私のその涙は
よく頑張ったね、今まで頑張ってくれてありがとう。私を母親にしてくれてありがとう。
の涙でした!
最後の息子の顔は自然とどこか笑顔になっていたようで、楽な表情でした。
先生たちも、そうおっしゃってくれました
ここまでしんどくて辛い治療を、1ヶ月間耐えてくれた息子に、本当に感謝しかありません。
そして、羊水過少と言われてからこの日まで
諦めなくてよかった、息子を信じてよかった!と思えました。
それは旦那も同じ気持ちです。
約半年くらいの戦いでしたが、1年くらい経ったような感覚です
辛くて苦しいことばっかりだったけど
でもその中にも楽しいことがたくさんあって
成長していく息子をみれて
辛かったけど会えてよかった、産んでよかったと思っています。
もし、この先妊婦さんが羊水過少と告げられ、私と同じ気持ちで悩んでいる方に少しでも参考になれば、と思い、このブログを書き続けていました。
なぜなら、わたしもこのブログでたくさんの人に助けられたからです
今回息子は亡くなってしまいましたが
ポッター症候群と告げられても、透析をしながら逞しく生きてるお子さんもいらっしゃいます!
助かる可能性は低い、何が起こるか分からないけど
本当に何もしなければ生存率0.1%…
でもこの0.1%は羊水注入をはじめとして、今の医療で少しずつ数字が上がって来ているのも確かです。
今後、同じ気持ちの人の力になりたい、何か少しでも原因がわかればとおもい、息子を解剖に出しました。
手術で血だらけの息子に、またメスを入れるのは悩みましたが
何か少しでもわかって、ポッター症候群という難病にすこしでも希望の光がさせば、と思っています。
ちなみに息子の体重は4キロ近くありました。
倍以上は浮腫みからきてる、とのことです
自分の体が倍以上浮腫んでしまったら、どうなるか…と考えただけで、本当に息子の強さに感動しました。
最後に沐浴や、お洋服をきさせてあげることが出来て、嬉しかったです。
息子も初めての沐浴、気持ちよさそうにしていました
そしてお見送りは家族だけで行いました。
旦那のご両親も涙して、抱っこをしてくれたので嬉しかったです
なんか少し距離が近くなったな、という気がしました!
思い出すと涙が止まらなくて、1人になると急にしんどくなったりもして
いつ社会復帰ができるか、不安ですが…
でも息子の苦しさに比べたら、全然大丈夫!と思って、ひたすら前に進むしかない、と思ってます。
ここまで応援していただき、本当にありがとうございました。
落ち着いたら、また写真、載せようかな?と思ってます
息子のことですが何か原因がわかれば、ブログで報告させていただきます
今後のことも、気持ちが整理がつけば…更新します!
なのでこれからもよろしくお願いします
最後に抱っこした時の写真です