春、おはよう。

ひと雨ごとに
春に向かってく。

雨があがり
雲の合間から
お日さまの光が
カーテンのように
東の空をうっすらと
明るくしていた。

車窓からいろんなものや
見知らぬ少年や
堤防のランナーたちに
おはようと小さく投げ掛けた
春分の日の朝。

3月20日
「春」


春分の日に

朝の出来事を

facebookで書きました。





その数日前の朝は

目覚めて

いちばんに思ったことが

「あ、わたし生きてる!」

でして

何でそんなことが

起きていちばんに

浮かんできたか?全く解らなくて…


もしかしたら

覚えていないだけで

夢の中で

生死のはざまを

さまよっていたのかしら?とか

思ったりして(笑)




毎日

普通に


当たり前のように

目覚めて

起きて

「生きてる!」なんて

思うことなど

ほぼないです。



勤め先の人に

言ってみたら

キョトンとされましたし(苦笑)


生かされてる。

日常の生活のなかで

そんなことを感じたら


とても

ムズムズしてきました。


そして

それは心地悪くはない。



虫たちが

そろそろ春って

支度する…


私たちが感じる

季節感をはるかに超えて


彼らにとっては


生きること。だから。


生かされてる。なんて

彼らは思っていない。


今を


生きること。

生かされてること。





覚えてもいない

夢から覚め

「生きてる!」なんて

わたしが感じたことから


ろくに整理もせず

ツラツラと

書いてみました。


『感じる書』アーティスト 石川呼穹