形在るものは

いつかは

壊れる。



このお気に入りの

ランプが

落下して

割れてしまった。


泣く泣く掃除機をかけて

ごろーん

してたら

お布団にまみれて

いつの間にか眠りこけていた。


夢が何かを

伝えてくれていた。


それが何かが思い出せないが

思い出しているうちに

寝ぼけた頭のなかで

ここ一年で

起こったことが

次々に脳裏に浮かんできた。



形在るものが

壊れたとき



ひとつ

物事が終わって

さて、また

次に続くよー


と、教えてくれて

いるような

気がした。


何となく

漠然とだけれども。


ベッドサイドに

ランプがなくなると

寂しい以上に

代わりがみつかるまで不便で

ショボン…(涙)


では

寝直そう。



『感じる書』アーティスト  石川呼穹