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落ち着いて観てみたら。


師匠の個展の最終日

再び会場に足を運んだ。

わたしが訪ねていた間だけでも

たくさんのお客さまが

来られていた。

ここから

旅立っていく多くの作品の内

わたしは

特に2つの作品の前で

じーっと

見つめていた。




墨の黒が

鏡のようにわたしを

映し出す。




”わたし”という

人物を

わたしはじっと注視し

これまでの

わたしについて

振り返っていた。


空調が強くて

耐えられなくなって

墨の中のわたしとの

視線を外す。


電車で帰路に就きながら

駅からは珍しく

車を運転し


わたしは

じっくりと

さまざまな出逢いのシーンを

短くフラッシュバックさせて

想い返していた。


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出逢ってくれて
ありがとう と
メッセージをもらい
「わたしも」と呟く。

そして
昨日は
先生との出逢いがあり
今のわたしがあるのだと
しみじみ思いながら
作品のまえで
しばらくの間佇んでいた。


遠くでまだ蝉が
鳴いている。

じんわりと
心で

これまでの
さまざまな出逢いに
想いをはせる
晩夏。


今日のちいさな一文字。
(今朝のFBより)