心穏やかになる場所。
こんなにも
穏やかに
朝を迎えるとは
想ってもみなかった
最終日の朝
海からの日の出を臨む。
おはようを交わして
もう一度
寝るねと言ってる人を横目に
朝のお散歩に向かった。
ずっと
今夏に入り
海が恋しかった。
どちらかと言えば
山の澄んだ空気と
森の緑
川の流れ
といった風景に囲まれるのが
いいなって
思っていたけど
今夏は
海が見たかった。
そこに
予期せぬ
こんなところで
ゆっくり過ごせるという
時のプレゼント。
静かに打ち寄せる波と戯れ
潮の香りに包まれて
心が
解けていく。
余計なことは
何にも考えない。
考えないなんて
決めなくたって
自然にそうなっている。
『からっぽ』
って
こういう状態なのか。
穏やかに
穏やかに
なりたかったのか。
また来る。
心穏やかになれる
この場所に。
心温まる
優しさに
会いに。
『感じる書』アーティスト こきゅう
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