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切ない恋。二股の恋。いつの時代も恋は悩みの悩みの種なのだ。


「恋」の正字は「戀」。

「糸+言+糸+心」で成り立つ。

「戀の字は愛し愛しという心」というがあるが、
これは“糸”と“愛し”かけたもので、

本来は

「言葉が糸に絡まったようになかなか出てこない、切なくてもどかしい心」

を表している。


自由な恋愛も許されず、
コミュニケーションの手段も少なかったその時代の人々は、
どれほど「戀」の苦しみに悩まされたことだろう。

胸が締めつけられるような感情がひしひしと伝わってくる字である。

それに比べて、私たちが日頃使っている「恋」という略字。
これは偶然にも、全く別の意味に変化してしまう。

恋の「亦(また)」の部分は人が両脇に物を抱えている姿を表していて、

「◯亦は×」というように使われる。

つまり、「恋」は「◯亦は×と思う心」

という意味になってしまうのだ。

「片方はお金、片方はルックス。どっちにしよう?」というような“二股の心”。
「戀」から「恋」の変化は、偶然にしてはできすぎなほどハマっている。

たまには、古代の人たちが切ない気持ちを抱えながら作り上げた
「戀」という字を使ってみては?



高橋政巳 著 『感じの漢字』より




コレを読む前から

わたしは『戀』の

成り立ち(の一説)として

知っていた。



偶然にも

この画像の『戀』を含めた

作品の発表の場に付けた

個展のタイトルは

「いとしい糸」展だった。


あらためて

自分の書いた

『戀』を見て

この文章を読んで

切ない気持ち…


オトナになればなるほど

痛いほど伝わってくる

日曜日の午後。


だからココで

『戀』という字を使ってみる。


『感じる書』アーティスト  こきゅう



『らぶしょbyこきゅう』http://www.cokyulovesho.com/

(アメブロのメッセージへのお問い合わせもOKです。)



『感じる書』はオーダー制ですが

過去の個展の

*「いとしい糸」展
*「ココロカラダcokyu」展
*「ラブ書~愛することは生きること~」展

を中心に

それぞれ
想いを乗せて
表現し作品として生まれたものです。

文字にぴったりな
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