友達の居ない俺は、その日も近所の公園の砂場で
一人で遊んでいた
すると一人の男の子がやって来て
一緒に遊び出した
初めて見る子だった
おそらく同じ小学校では無いと思った
よく見ると男の子でもあるような
女の子でもあるような
可愛いらしい感じの子だった
俺は一瞬でその子の事が好きになった
やがて空からゴロゴロと雷が鳴りだし
雨がポツリポツリと降り出した
俺はその子に「お腹を隠さないと
雷様におへそを取られるよ!」と言った
するとその子は
「おへそ無いからいいよ!」
と言ってシャツを捲くり上げ
ズボンをずり下げてお腹を見せてくれた
すると本当におへそが無かった
俺は、おへそが無い子が居るのだと言う
新しい発見と共に
その子の事が大好きになった
やがて雨足が強くなり家に帰る事にした
俺はその子に「又一緒に遊ぼうなぁ!」
と声を掛け家路に着いた
それから俺は次の日も次の日も
砂場でその子を待ち続けた
夏休みの最終日迄待ち続けた。。

しかしその子は
もう二度と俺の前に
現れる事は無かった
俺のたった一日だけの友達。
