廃れた街で・・ | cj,Walker monologue.

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初めまして! cjw です♪
都内でインディーズ系バンドのギタリスト兼ソングライターをやってました!
現在は地元に戻って自分の人生インストール仕直してます、よろしくです。

その日は夏の朝から良く晴れた一日だった
俺とヒデローは機材車にドラムセットと
俺のレスポールとマーシャルを積んで
テリーを迎えにテリーの住むマンションへ
向かっていた。。



しかし俺は仕事の疲れと
慢性的な睡眠不足で
かなり消耗していた
また燃えるには俺の電熱器に
パワー補給が必要だった
そんな中、俺がテリーの部屋で
見つけたのが
マムシ入りの陶陶酒だった
「ちょっともらうぜぇ!」
俺はその陶陶酒をボトルごと
ラッパ飲みしてやった

テリーといえば俺の懐に土足で
踏み込んで来るような奴だ
俺の物は俺の物だが
奴の物も俺の物とばかりに
ボトル1本飲み干してやった

ようやく調子が出て来たので
リーを迎えに行ってから
俺達は目的地のお店へ向かった

その日はガールズバンドと対バンだった
出演順は俺達が最後だったので
リハーサルは俺達が一番最初となる
ステージには俺のマーシャルアンプと
お店が有料で貸し出してるヤマハの
小型アンプが置かれていた
俺はレスポールをマーシャルに繋ぐと
客席に座ってジギースターダストの
イントロを少し弾いた



わずか3分前後でリハーサルは終了
そしてガールズバンドに
俺のマーシャルアンプなら
無料でお貸しすると宣言して
居酒屋へ繰り出した



マーシャルアンプを無料で
貸すと言う事には意図があった
対バンのガールズバンドとの出会いだ
仲良くなって合同で
打ち上げをやろうと企んでいた
そして俺達はライヴ前に
居酒屋で飲みまくり
女性スタッフから
「これからライヴやるバンドに思えない」
と言わしめ出番が近づいた頃お店に戻った

客席には俺の職場の同僚や
地元中学の女子生徒達が観に来ていた
ステージではガールズバンドが
演奏中だったが
俺のマーシャルアンプを
使っている者は居なかった
誰も俺とはお金を払ってまでも
出会いたく無かったようだ
寂し過ぎる。。

出番直前にテリーが
「俺の陶陶酒飲み干しやがって。。」
と言いつつ
俺に缶ビールをくれた
なんていい奴だ

俺は缶ビールを飲みながら
くわえ煙草でステージに上がった
缶ビールを半分ぐらい飲んでから
マーシャルアンプの上に置いて
くわえ煙草で演奏を始めた





そしてステージで俺達は
酔っ払い振りを披露した訳だ

ボーカルは歌詞を忘れ演奏は最悪だ
客にとっては知らない曲だ
こちらの酷い演奏には誰も気付かない
どんな曲であろうがノッてしまえば同じだ
これにより一番気の毒なのは客だ
わざわざお金を払って
酔っ払いを見に来ただけなのだから
全くもって申し訳無い。

OK!



廃れた街で・・  

作詞 Lee 作曲 cjw 編曲 Fixer

演奏

Vo.Lee
G. cjw
B. Terry
Ds.Hiderou