自作予想ソフト「理想」の件です。スルー推奨。

 

ある馬券が買いかどうか判断する場合、その馬券の的中率を適切に評価することが重要である。

 

推定的中率の算出は、過去の予想結果を様々な条件別に統計処理することで求められるが、この場合、統計的に算出した実的中率をそのまま採用することは問題がある。

 

サンプル数の大小が問題となる。

例えば、同じ確率10%でも、サンプル数10回のうち1回あたった場合と、サンプル数100回のうち10回あたった場合を考えると、単純な算数では同じ確率10%だが、サンプル数100回の方がはるかに信頼性が高い。

 

従って、「理想」においては、サンプル数100回を基準とし、100回に満たない場合は以下の補正を行っている。

 

サンプル数をn、的中回数をx

補正用確率:x/100 → サンプルn 以降はすべてはずれると見なした安全側の的中率

補正後の推定的中率 = { x + ( 100 - n ) * x/100 }/100

 

上式に示す通り、サンプルn以降については少なくとも補正確率で的中するとし、サンプル数100回分に相当する的中数を換算することにより、推定的中率を定義するものである。なお、サンプル数nが100以上ある場合は、補正しないx/nが推定的中率となる。