八ツ場ダム建設容認の検証結果が出たことについて、土木の知識がある人は当然と思っている人が多いだろう。

民主党を含め一般の人たちは、ダムを無駄なものとしか思っていない人が多い。

確かに、ダムの欠点は、①事業費が巨額、②環境への影響が大きい、③工期が長い、ことがあげられ、代替案があるのであればそれにこしたことはないだろう。しかし、現実的にはダムに勝る案はないのだ。

どういうことかというと、現代の都市地域の水害は、河川の洪水というより、むしろほとんどが内水被害だからだ。従って、いくら堤防を嵩上げしたり、川幅を広げても、河川に流れ込む水の量そのものを減らす以外に方法はない。
もちろん、大規模調整池やバイパスなど、ダム以外の対策工もあるにはあるが、住宅や道路・鉄道等が密集した地域にこんなものを作れるわけがない。

全く、2年間無駄な時間を費やしたものだ。まぁ、ダムの完成まで相当な年月を要するから、2年のロスなんてたいした話ではないかもしれないが、無駄なコストを費やした事は事実。この追加費用は、民主党議員の歳費でまかなってもらいたい。

いったい、民主党の政策で役にたったものって、何があるの?