ジョヴァンニ・ソッリマ 2023年・日本最終公演 | Un bel giorno di tredici

Un bel giorno di tredici

~ある素敵な13日~

イタリアに関することを中心に、
楽しいこと好きなことを書いていきます。

「ジョヴァン二・ソッリマ

 無伴奏チェロ・コンサート2023」

日本最終公演・三鷹市芸術文化センター。

三鷹まで行って来たよぉ。

 

 

この日は即興演奏ワークショップの後、

コンサートをしてるんだよね。

世界中どこに居ても精力的に活動する方だわ。

とにかくパワフル。

ジョヴァンニ・ソッリマ 無伴奏チェロ・コンサート2023 | Un bel giorno di tredici (ameblo.jp)

 

開演前に、

「三鷹公演として

  当初発表していたプログラムとは

  内容が変更になりました。」

と会場アナウンスが流れた。

入り口で配られた新たな

プログラムに目を落としていると、

さらに、

「公演中にプログラム内容が変わるかもしれません」

と会場アナウンスが流れる。

・・・楽し過ぎる。

 

三鷹では、所沢でアンコール曲に入ってた

「ヘル1(HELL Ⅰ)」が

1曲目として演奏された。

所沢ではご挨拶や説明を入れて、

ゆっくり演奏してくれていたんだけど、

三鷹では挨拶は軽めで、

演奏のボリュームが多かったね。

 

演奏後の「間」も美しく、

静寂までもを演奏しているような感じだった。

演奏が終わるごとに

息を大きく吸い込んでしまうくらい引き込まれる。

 

アンコールは3曲。

坂本龍一「ラストエンペラー」のテーマ、

ジミ・ヘンドリックス「エンジェル」、

そして「テッラ・アクア(Terra Acqua)」

 

坂本龍一のラストエンペラーは、

天才と天才が出会うと、

こんなことになるんだってくらい美しかった。

二胡のような切なく繊細な響きが

チェロから奏でられ、

脳裏に中国皇帝の住む紫禁城の映像が浮かぶ。

時間と空間を超えて、

音楽の中に吸い込まれるような感覚になった。

 

三鷹公演は曲の緩急が色濃かったのと、

ソッリマが悦に入るまでのスピードが速かったように感じたよ。

いずれにせよ、

気が付いたら息を止めて聴き入っちゃうし、

気が付いたら前のめりになっちゃってるし、

気持ちだけじゃなくて、

体も引き込まれる演奏だった。

 

終演後、すぐにサイン会が開催され、

ソッリマ本人からCDにサインをいただきました。

 

思いがけずサイン会に参加出来たので

勇気を出して「感動しました」と一言、

ご本人に言いたいと思ったんだけど

実際に自分の順番が来ると緊張しまくってしまって

 

「Grazie,Giovanni.」

(呼び捨て!)

 

と言ったところでソッリマが顔を上げてくれて

目が合ったので、さらに頭が真っ白になってしまった。

 

「ミ ソーノ モルト・・・コンモッサ」

(あれ、モルトこの語順で入れるんだっけ?)

 

カナカナでしゃべった!

私、いま完璧なカタカナでしゃべった!

Mi sono molto commossaって言いたかったのに。

頭が真っ白な私に、

ソッリマは超優しく「Grazie」と言ってくれたよ。

優しい方なのです。

ちなみに丸カッコの中は私の心の声です(苦笑)。

 

言い訳をさらにするなら、

ロビーに普通に関係者の方が沢山いらっしゃったし、

古澤 巌さんまで、さりげなくロビーに居らしたし。

 

「古澤 巌さんが、居るよぉ~」

って、サインの列に並んでる時点で

密かに一人でテンパってたのさ。

 

ジョヴァンニ・ソッリマのコンサート、

2公演も行けて嬉しかったぁ。

とにかく全身全霊で感動したよ。

サイン会の後、さらに思いがけず

2ショットで写真も撮って頂けたし。

最高でした!

 

ジョヴァンニ・ソッリマ 来日公演 2023 | Giovanni Sollima Japan Tour 2023 (plankton.co.jp)