今回、マンマが最初に私に言った言葉がこうだ。
「チュスカ(ciusca)は、なんで今回、
こんなに短期間しかチェッレに居ないの?」
ヨーロッパ人からすると日本人の夏休みは短すぎる。
私も1ヶ月くらいチェッレの家に居たいんだけどねぇ。
そうしたら思う存分、畑の手伝いしたり、
マンマの料理食べたり、おじさんとケンカ出来るんだけどね。
今回の旅立ちの日。
マンマが唐辛子を1個手渡してくれた。
「ナポリでは唐辛子は幸運のお守りなのよ。知ってるでしょ?
チュスカ(ciusca)に幸運が訪れますように。」
マンマの笑顔と一緒に唐辛子を受け取ってポケットに入れた。
今回も涙の挨拶は無い。
お互いに、また必ず戻ってくると分かっているから。
おじさんにも挨拶。
相変わらず、そっけない挨拶のおじさん。
ぼそっと一言「また戻ってこい。」と言って
オリーブオイルを手渡してくれた。
今年の収穫が本当に悪い事を知っているので、
断ろうとすると、
おじさんは「いいから持って行け」と笑った。
出発の電車まで時間があったので、
お姉さんと一緒にやんちゃ坊主を学校まで送って行った。
お年頃なので、
友達の前で私と挨拶するのは恥ずかしいだろうと思い、
家を出る前にやんちゃ坊主と挨拶。
「また、すぐに会おう」
お互い、また会えると信じている私たちなのです。
家を出る前にお兄さんも電話をくれて、挨拶することが出来た。
相変わらず紳士で親切なお兄さんには、いつも感謝してます。
その後、お姉さんと2人でパン屋と薬局に寄り、バールで甘いカフェを飲む。
カカオを振って完成!
甘いカフェを飲みながら、
「この後って、お墓行く?」
お姉さんに気になってたことを聞いた
「お墓、行きたい?パパも喜ぶと思う。」
お姉さんが嬉しそうに答えてくれたので、
チェッレのパパのお墓参りに行く。
実はジェノヴァのパパのお墓も同じ墓地にあったので、
ジェノヴァのパパのお墓参りもさせてもらえた。
きっと天国でチェッレのパパとジェノヴァのパパは
カフェでも飲みながら笑っているんだろうなと思う。
これで本当に全員に挨拶が出来た。
お姉さんが駅まで送ってくれたけど、
相変わらず電車が遅れているイタリア
「チュスカ(ciusca)、これがイタリアよっ!」
笑いながらお姉さんが言う
「よく知ってる!!」
笑いながら私が言う。
また必ず帰ってきます!!



