パラティーナ礼拝堂 | Un bel giorno di tredici

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~ある素敵な13日~

イタリアに関することを中心に、
楽しいこと好きなことを書いていきます。

さて!

「パラティーナ礼拝堂の入り口が分かりにくい」

ネットやガイドブックで、そんな言葉をよく目にした。



行き方としては、

街の中心からパラティーナ礼拝堂にむかう場合は

ヌオーヴォ門をくぐって街の外に出る。



ヌオーヴォ門をくぐって振り返ると

立派な門の正面装飾が見える。

4人のサラセン人が門を支えているのかな?



門をくぐり抜け、左に曲がる。

ちょっとした公園とバスチケット売り場を通り過ぎると

すぐにバス停が目の前に現れる。


ちなみにモンレアーレ行きの389番バスは

ここから出発してます。

到着もモンレアーレの街の停留所に着きます。

(2017年末 現在)

 

バス停の前に悪質タクシーの客引きが居るので要注意。

私の場合、地図を見ていたら


「どこ行くの?

 パラティーナ礼拝堂は今日は休みだよ。

 もっと素敵な所に連れて行ってあげるよ。

 カタコンベって言うのがあるんだけど~。etc 」


ガイドブックには、この曜日は開いてるって書いてあったけど。

ただしパラティーナ礼拝堂と同じ建物にある

ノルマン王宮は月・金・土・日曜日だけ開いてるの。

王宮閉まっててっもパラティーナ礼拝堂には入れます!!


もちろん「カプチン派のカタコンベ」も

素晴らしいって話は聞いてたけど、

イタリア各地でカタコンベを見た来たので、

今回、シチリアでカタコンベを見る必要なし!


こっちとら下調べしてきてんだぞ。

女一人だと思って、なめたらいかんぜよ。


なんてことが一瞬で頭に浮かんだので、

思わず。


「は?カタコンベ?行かない。」


とても冷たく言ってしまった(苦笑)


「じゃあ、もっと良い教会に行こうよ。

 モンレアーレも連れて行くよ。」


・・・。


「モンレアーレは明日バスで行くから

 今日は行かない。」


またもや冷たく言い放つ


「モンレアーレ行きのバスは無いよ。」


いくらタクシーに乗せたいからって

何度、嘘をつくんだ。

たとえタクシーに乗るとしても、こいつは信用できん。


「じゃあ、サイトシーイングバスで

 モンレアーレに行くからいい。

 とにかく今日はパレルモは離れないから。

 パラティーナ開いてないなら街中の別の教会に行くから大丈夫。

 ご親切にありがとう。

 さようなら。」


周りに人も居たので、注目されるように大声で話した。


周りに人が居ない場合は本当に危険なので、

今回みたいに口答えはせず

「ごめんなさい、大丈夫。

 お金ないからタクシーに乗れないの。

 本当にごめんなさい。さようなら、ありがとう。」

下手に出て、とにかく逃げる!!


もちろんイタリアにも信用できて

親切なタクシーは沢山あるんだけどね。

しっかり人を見ましょう。



バス停を通り過ぎると木が沢山植わってて

トックリキワタの花が咲いてた。

南米原産で現地語だとパロボラッチョ(Palo Borracho)

って呼ぶんだって。


シチリアも温かいから南米の花が咲くんだね。



なんて思いながら、ちょっと歩くと

パラティーナ礼拝堂の入り口に辿り着く。

こんな風に地味な入口。



地味な門の中にチケット売り場があって、

敷地内のこんな坂道を上る。

というか、敷地内に入ったら道なり。



荷物検査があります。

トイレは出口の所にしかないから不便。


日本語の案内も置いてあったよ。


回廊にもモザイクが施されている。

中庭があるのがアラブっぽいね。



アラブ・ノルマン様式の礼拝堂。



あまりにも豪華で見事なので礼拝堂に入った瞬間、

なにから見ていいのかすら分からなかった。



10年以上前にツアーで来た時の記憶だと

パラティーナ礼拝堂とマルトラーナ教会の

記憶が混在してたけど、

自分で調べながら訪れると、その違いが良く分かる。



王宮の礼拝堂だけあってパラティーナ礼拝堂の方が

規模が大きいのもあるし、

パラティーナ礼拝堂はイスラム建築の様子が多くみられる。

特に、この天井。



木製のスタラクタイト(蜂の巣状の幾何学模様)

本場に比べると規模は小さいんだけろうけど、

美しいね。



引いて撮るとこんな風に、本当に天井の一部なんだよね。



壁面のモザイクもイスラムっぽい。

だけど、その上の金のモザイクはイタリアっぽい。



床の幾何学模様も繊細。



説教壇はこんな感じ。

キリスト教とイスラム教の技術が

なんの違和感もなく見事に融合している。



説教壇の横のライオンモザイクの顔がキモイ(笑)



かと思えば、こんなに可愛い天井画があるの。



この子達、可愛くない?

聖人なんだろうけど、可愛いお嬢さんに見える。



イエス・キリストも神々しい。

というか、なにもかもが神々しい。



イエスの下に描かれているのはマリア様かな。

このマリア様だけ妙に写実的に見えるのが不思議。




壁面は聖書の物語だよね。

アダムとイヴは分かりやすい。



ノアの方舟。

窓から家族の顔が見えるのがの可愛い。

「乗ってる乗ってる」って思っちゃう。



謎のがっかりしたおじさん。

後光が差してるから聖人なんだろうね。


酔っぱらって裸になったノアに布をかけてあげてる

ノアの息子たち。

こんなシーンまでモザイク画にされてる(笑)



息子たち、すごく嫌そうな顔してる(笑)。

ちょっと聖書のお話を知っていると、

美しさを感じるだけじゃなく、

壁画を読むことが出来て面白いよね。