落ち着いて | Un bel giorno di tredici

Un bel giorno di tredici

~ある素敵な13日~

イタリアに関することを中心に、
楽しいこと好きなことを書いていきます。

朝、雨が激しく窓をたたきつける音で目を覚ました。


えぇ~。

この日はアルベロベッロかブリンディシに行きたかったのに・・・。

この大雨、強風の中、

一日観光しようもんなら、

びしょびしょに濡れて風邪ひくだろうなぁ。


なにか良い代案がないかと思い、

慌ててガイドブックを開くと

『カステッラーナ・グロッテ』という鍾乳洞があると

書いてあった。


鍾乳洞!

いいじゃないかぁ~。

洞窟の中なら雨風もしのげるし、

イタリアの鍾乳洞に入るなんて初めてだし。


予定を大幅に変更して、

急遽、鍾乳洞を見に行くことにした。


『カステッラーナ・グロッテ』の最寄駅は

無人駅ということなので、バーリ駅で往復切符を購入。

プーリア州お馴染のスッド・エスト線です。


ガイドブックによると最寄駅は

『Grotte di Catellana Grotte』駅。

(グロッテ・ディ・カステッラーナ・グロッテ)

『Grotte』が2個も付いてるの?


手前(バーリ寄り)の『Castellana Grotte』は

最寄駅じゃないから、要注意!

降りちゃダメね。


要注意を心に置き、

『Castellana Grotte』駅を通り過ぎる。


次の駅ではドアが開かないし、

『Grotte di Catellana Grotte』って表示じゃない。

『Castellana G.Grotte』?

『Castellana Grotte Grotte』ってこと?



『Grotte di Catellana Grotte』じゃないから、

降りないでおこう・・・。

電車が発車して、窓の外を見ていると

『カステッラーナ・グロッテ』のシンボルタワーが

遠くに見えたっ・・・・。


やばい・・・・さっきの駅が最寄駅だった!


ど、どうしよう!

次で降りるか?

折り返しの電車あるのか?

内心とてつもなく焦りつつ、

我が人生の恐怖体験・「カステッラバーテ(カンパニア州)の悲劇」

を思い出した。


・・・もし、次の駅が大きな駅で駅員が居れば降りよう。

次が無人駅なら、たとえ1時間電車に乗ってでも

大きな駅・大きな街で降りよう。


『カステッラバーテ(カンパニア州)の悲劇』

=『地獄の4時間』

http://ameblo.jp/ciuscaccio/theme3-10068825816.html



運良く、次の駅は『Putignano(プティニャーノ)』という

大きな駅で、駅員も居て、ホームに人が何人か居た。

降りよう!!


はぁ・・・・。

また、やらかしたよ・・・。

とりあえず、駅員さんに現状を伝えねば。


ホームに居た駅員さんに、

『カステッラーナ・グロッテ』に行きたかったけど、

駅を降り間違えたこと、

ここから『カステッラーナ・グロッテ』

に行く電車はあるかを尋ねた。


すると、なんと10分後に

『カステッラーナ・グロッテ』を通過する

バーリ行きの電車が来るとのこと!

そんなにすぐ来るの?!

なんという幸運!!


駅員さんに出発ホームを教えてもらい、

電車がホームに入ってくると


「あの電車に乗れば

 『カステッラーナ・グロッテ』に行けるよ。

 いいかい、次の駅で降りるんだよ。」


と教えてくれた。

なんて、親切なんだ・・・涙が出そうだ。



駅員さんの言う通り、さっきやり過ごした駅で降りた。


すると電車の先頭で

運転手さんが窓から体を半分出し、

私に向かって

「なにやってんだよ?」というイタリア人ならではの

ジェスチャーをやってきた。


ウソ!

この駅で降りちゃいけなかったの?

慌てて、電車の先頭に行く。


「なんでここで降りてんの?」


と言われ、


「『カステッラーナ・グロッテ』に行きたいんです。

 洞窟!洞窟に行きたいんです!!」


大雨の中、大声で話す


「『カステッラーナ・グロッテ』って街じゃなくて、

 洞窟だね!洞窟に行きたいんだね!

 じゃあ、ここで合ってる。

 ホームの端から出て、あっちに歩くと着くから。」


実は、この運転手さん『Putignano(プティニャーノ)』で

私が他の駅員さんに話しているのを

聞いてたみたいで、

私が『カステッラーナ・グロッテ』駅で降りたいんだと

思ってたみたい。


また降り間違えたと思って、

大雨の中、わざわざ窓から体出して

ジェスチャーしてくれたの。

気にかけててくれたんだね・・・。

なんて親切なんだろう。


運転手さんにお礼を言って、

手を振りながら電車を見送った。



これが最寄駅です。

注意点は以下


・無人駅

・切符は必ず往復券を買うこと

・電車のドアは手動で開閉ボタンを押して開ける

 (それまでの駅は自動で開閉します。)

・駅の看板には『Castellana G.Grotte』と書いてある

・ホームは『Putignano』寄りで降りると

 鍾乳洞へ行く道に辿り着ける



そもそも、この看板が悪いんだよ。


確かにスッド・エスト線の路線図を見ると

『Grotte di Catellana Grotte』って書いてあるんだよね。

でも、Googleで見ると

『Grotte di Catellana』って書いてあるんだよね。

でもでも、看板には

『Castellana G.Grotte』って書いてある。


もう、駅名は考えず

バーリ方面から行く時は

『Castellana Grotte』駅の次の無人駅で降りる。


レッチェ方面から行く時は

『Putignano』駅の次の無人駅で降りる。


駅に何もなければ、駅の周りも何もない。



「USCITA(出口)」の看板が曲がってる。

とにかくまっすぐ歩いていくか・・・。



「INGRESSO(入口)」の看板にしたがって歩くか・・・。


オリーヴの実の付きが良いねぇ。

チェッレのオリーヴとは種類が違いそう。



何もなさ加減に不安を抱いていると

インフォメーションが見えた!

完全に閉まってるけど、インフォメーションがあるってことは

鍾乳洞はこちら側にあるのでしょう。



インフォメーションが見えて

すぐ大通りに出ることが出来た。

「INGRESSO GROTTE(洞窟入口)」の看板!

おぉ~、

一時はどうなることかと思ったけど、

辿り着けそうだ。



大通りは舗装されてて綺麗だね。


あったぁ~!!辿り着いたよぉ!

この入口を入っていくとチケット売り場の建物があります。



これがチケット売り場。

雨に濡れたくないという理由だったけど、

この段階で、ずぶ濡れです(笑)

とにかく辿り着いてよかった!

駅員の皆さんも親切で、救われたよ・・・。