100%の確率で | Un bel giorno di tredici

Un bel giorno di tredici

~ある素敵な13日~

イタリアに関することを中心に、
楽しいこと好きなことを書いていきます。

チェッレからナポリまでの長旅が始まる。

ジェノヴァ経由の電車もあるんだけど、

時間と電車賃の都合上、ミラノ経由でナポリに向かった。



電車の中でマンマが作ってくれたパニーノを食べる。

美味しい・・・。

生ハムとトミーノ(ピエモンテ州のチーズ)を

挟んでくれてる。

はぁ・・・・、もうチェッレに戻りたい。

何とも言えない寂しさを感じながらミラノ駅に到着。

乗り換え時間が結構あるけど、

念のためにもう一度切符の内容を確認した。


ミラノ中央駅からイタロに乗ってナポリに行く。

・・・・ミラノ中央駅。

ミラノ中央駅じゃない!!

切符にはミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅って書いてある!!

は?どこ?

やばいやばい!!

慌てて地下鉄に乗ってポルタ・ガリバルディ駅に移動。


危ないとこだった・・・・。

寂しいとか言ってる場合じゃない。

これからは一人になるんだし、ナポリに行くんだし、

気合入れないと。


italo

http://www.italotreno.it/en



ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅はイタロの発着が多いみたい。

ミラノ駅と比べると小さな駅だけど、人は多い。


近代的な造りの駅で、ガラス張りの天井から

自然光が入って来て、明るい印象だった。


ホームが地上と地下、両方にあるから

余裕をもって駅に着いてた方が良いと思う。



人生・初イタロです。

ずっとイタロに乗ってみたかったんだぁ。

赤いボディがカッコイイ。


電車賃が安いだけあって、車内は満席。

荷物を置くスペースがなかったから、

スーツケースは他の車両に置いた。

電車の中でスーツケースを盗まれた話をよく聞くから、

目の届かないところにスーツケースを置くのは嫌だったけど、

しょうがないよねぇ。


イタロの中はWi-Fiが繋がるから移動時間も楽しい。

しかもイタロ専用のページに入ると

無料で映画が見れたり、電子ブックが読めたりするの。

無料映画の種類も多くて、飛行機みたいなの!

座席も快適だし、もともと良い評判は聞いてたけど、

イタロ凄く良いねぇ。


2~3回トイレに行きつつスーツケースが

盗まれてないか確認。

ローマ・テルミニ駅手前の駅で電車が空いたから

自分のスーツケースを

目の届くところに移動することが出来た。


ローマ・テルミニ駅あたりの停車駅で

電車の中でスーツケースを盗まれることが

よくあるって話を聞いてたから

スーツケースが気になって、

ずっとそわそわしてたんだけど、

目の届くところに移動出来て一安心した。


一安心したら、また心細さが出てきた。

今朝別れたばかりなのにチェッレの家族を思い出し、

もう懐かしい気持ちになりながら窓の外を見る。


ローマ・テルミニ駅に着くと、

私の隣の席にイタリア人の青年が座った。

青年は一通り座る体勢を整えると自分のカバンから荷物を取り出し


「こんにちは。ねぇ、ウエハース食べない?」


突然、ウエハースをくれた。

あまりに突然だったので反射的に

笑いながら手を出してしまった。


「あ、ありがとう。」


チェッレから旅立つ時って

100%の確率で電車の中でお菓子貰うんだけど、

なんでだろう?(笑)

いつも、そんなに寂しそうな顔してるのかなぁ?

それにしても、寂しそうな顔してるからお菓子くれるって、

イタリア人って良い国民だよね(笑)


もらったウエハースを食べ終えて

しばらくすると、また青年がウエハースを勧めてきた。


「ねぇ、甘いもの好き?まだウエハース食べられる?」


何、この人?

ウエハース屋さん?

やっぱり笑ってしまう。


「うん、甘いもの好き。ありがとう。

 でも、たくさん貰っていいの?

 あなたは、甘いもの好きなの?」


ウエハースを両手に渡されつつ聞いてみる。

話を聞くと、実は彼は2~3枚ウエハースを

食べたかっただけらしいんだけど、

40枚入りの大きいのしか売ってなかったらしい。


「でも、どうしても食べたかったんだよねぇ。」


ため息をつきながら言う青年。

ウケる(笑)。


「もし良かったら、もっと食べて。」


すでに両手にウエハースを持っている私に

さらに勧めてくる。


「ありがとう。すでに沢山もらったから。

 あ~・・・袋に入れといて明日食べれば?」


笑いながら言うと


「ふっ・・・。

 まだカバンの中に山ほどお菓子が入ってるんだよ。

 そのお菓子もあるから、明日食べきれない。」


哀愁を漂わせながら遠くをみる青年。

食いしん坊かっ!!(笑)

貰いっぱなしも悪いので、

マンマにもらったオレンジを彼にすすめると


「あ~、ありがとう。

 でも食べきれないくらいお菓子あるから、いらない。」


カバンの中見せてくれ!(笑)


「そりゃ、そうだよね。ゴメン、ゴメン。(笑)」


笑いが止まらない。

もちろん2人とも大声で話しているので

周りの人も笑いながらこちらを見てた。

すると隣の通路に座っている老夫婦にも

ウエハースを勧める青年。


「いや、私たちもパニーノ持ってるから大丈夫だよ。

 ありがとう。」


笑顔で断るご夫婦。

どんだけウエハース消費したいんだ(笑)。

ウエハース青年面白すぎる。


ウエハースの一件で、すっかり心が軽くなり

ナポリに到着。

あっという間の道中って訳じゃなかったけど、

面白かったぁ。

ウエハース青年はナポリ出身なんだって。

お礼を言って笑顔で別れを告げると


「ナポリを楽しんでね!」


そういって元気に去って行った。

ナポリ、楽しい旅になりそう(笑)。