「この後、どこか行きたい所ある?」
と友達に聞かれたので、
「あ~、噂で聞いたんだけど・・・。
ダヴィンチの『最後の晩餐』の教会の前で、
たまに旅行会社のガイドさんがキャンセルが出て余ったチケットを
正規の値段でさばいてる時があるんだって。
行っても無理だと思うけど、ちょっと『最後の晩餐』観たいな・・・。
運が良ければ、明日の朝一番とかで予約取れるかもしれないし。」
というと、
「あ、私も『最後の晩餐』観たことないんだぁ。
ダメもとで行くだけ行ってみようか?」
なんて良い子なんだ、我が友よ。
あったぁ。
この教会、テレビで見たことがある!
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。
この横にある修道院の食堂だったところに
ダヴィンチの『最後の晩餐』があるんだよね。
教会の前にはガイドさんらしい人は一人もおらず、
「あ、やっぱり居ないね。そりゃあそうだよね。
とりあえず受付で予約できるか聞いてみようか?」
と言いながらチケット売り場へ入って行った。
「ダヴィンチの『最後の晩餐』が観たいんですど。」
『予約を~』と言おうとした瞬間、受付のお姉さんが
「1時間後の回で良いですか?」
と言ってきた。
あれ?何か聞き間違えた?
「え?あの『最後の晩餐』なんですけど・・・。」
たぶん聞き間違えたと思ったので、もう一度聞いてみた
「そう、次観れるのは1時間後なんで、
それでもいいですか?時間大丈夫?」
・・・聞き間違ってない!!
すっかり予約をする気でパンフレットを読んでいた友達を呼んで
「ちょっ!1時間後に観れるってよ!どどど、どうする?」
友達もビックリして
「買おう!とりあえず、すぐにチケット買おう!」
アワアワしながら受付でチケットを購入。
なにこの奇跡!!
1時間後にレオナルド・ダヴィンチの
『最後の晩餐』が観れることになりました!
受付のお姉さんが片言の日本語で
「ジュップンマエ ニ キテクダサイ(10分前に来てください。)」
って言ってくれたの。
それまでイタリア語で話してたのに、
そこだけ日本語で言ってくれた(笑)
受付のお姉さん、超良い人過ぎる!!
興奮冷めやらぬまま、とりあえず
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会を見学。
『最後の晩餐』が有名すぎて、
この教会も世界遺産なのにちょっと知名度が低いんですが、
凄く良かった!!
大きくはないんだけど、教会内が明るいの。
天井には太陽を連想させる絵が描かれていて、
この波打ったデザインが宇宙の波動みたいなものを感じさせる。
地球、太陽、宇宙の磁場が溢れ出ているような印象を受けた。
こんな教会初めて来たよ。
すごく不思議な感覚になる場所。
天井全体にこの模様があって、
本当に宇宙の中に居る感じがした。
友達も
「この教会、良かったよね。
太陽のようなデザインが宇宙を感じさせるよね。」
と同じ感想を言っていた。
「本当だよね!
なんか太陽とか宇宙のパワーがににににに~って感じだよね!」
何かを観てすぐに上手い言葉に変換できない私は、
ちょっとバカっぽい返答をしてしまった。(笑)
でも本当に
『ビリビリ』とか『ビビビ』とかの強い電流が流れる印象ではなく、
微量の磁場が空間を包み込んでパワーを発しているような印象だったの。
『ににににに~』って(笑)
場所は変わり、サン・ベナルディーノ礼拝堂にやってきました。
(Santuario Arcivescovile di San Bernardino alle Ossa di Milano)
オッサリアオ(OSSARIO)と書かれている通り、
ここは骸骨を使って作られた礼拝堂なの。
これ、衝撃だよ。
骸骨の教会とか礼拝堂って、
存在は知ってたり写真で見たりはしてたけど、
かなり衝撃的だった。
病気で亡くなった人たちの霊を安置するために作られたらしく、
2000個以上の骸骨があるんだって。
この部屋入った瞬間寒気がして、すぐに出てきちゃったよ。
さて!!
見学時間の10分前に受付に戻ってきました!
受付の所にいたイタリア人の奥様達が、
チケットが欲しいと言っているのが耳に入った。
「あと3日後までチケットは無いです。予約しますか?」
と受付のお姉さんが言っているのが聞こえた。
マジで?!
これは、とんでもなく運が良かったんだぁ・・・。
なんて幸運なんだ・・・・。
あっ!!
きっとガッレリアの牛の上で回ったからだよ!
『最後の晩餐』を観れるように導いてくれたダヴィンチ先生と
ガッレリアの牛ちゃんに感謝だわぁ。
パンフレットを見ながら胸が高鳴ります!
あと10分後には『最後の晩餐』が観れるんだぁ。
見学時間になり、ガラスのドアを3つ抜け、
いよいよ『最後の晩餐』がある部屋へ。
部屋に入ると右側の壁に『最後の晩餐』があった。
絵を観た瞬間、耳の中で「ワッッッン」て音がして
波動が変わった気がした。
入場制限して、空気調整してるから気圧が変わったんだろうけど、
すごく不思議な気持ちになった。
目の前いっぱいに『最後の晩餐』が広がる。
私が思っていたよりも色の状態が良い。
もっと淡いのかと思ってた。
絵自体も、もっと上の方に描かれているかと思ったら、
意外と低い場所に描かれていて、間近で観れた。
実物を観ると、背景の窓の外は朝日の白みに
照らされているような印象を受ける。
ヨハネはモナリザの様な穏やかな微笑みを
浮かべているように見える。
ユダの衣だけにラピスラズリが使われていないというが、
それでも、そのこのと知らなければ色の違いが
分からないほどだった。
不思議な絵・・・。
見学時間は15分だけなので、他の人たちは
対面にあるモントルファノの『磔刑』を見学し始めた。
その瞬間『最後の晩餐』の前には私しか居なくなった。
一瞬だけ『最後の晩餐』と一対一になった。
耳の奥でまたもや「ワッッッン」という音がした。
心が静寂で満たされる。
なんともいえない瞬間だ。
ルネッサンス・イタリア絵画の
美術史家バーナード・ベレンソンがダヴィンチの作品に対し
「彼の触れたもので、永遠の美に変化しなかったものはない。」
と言った通り「永遠の美」なんてものが、
『最後の晩餐』を見た後に、
ミラノに住んでいる友達とドォーモ前で待ち合わせをして、
ミラノ名物・ハッピーアワー(HAPPY HOUR)をしに行くことにしたよ。
ハッピー・アワーはドリンク1杯注文すると、
料理食べ放題というミラノの素敵なシステムです。
っていうか、ドォーモ前で待ち合わせって!
ナポリに引き続き、なんともワールドワイドな待ち合わせ(笑)
レトロトラムに乗って、友達お薦めのお店へ向かった。
中心市は石畳、少し街を外れると芝生の中を
トラムは走って行きます。
店内にブッタの銅像が!!
ハッピー・アワーはだいたい10ユーロするかしないかで
ドリンク1杯+食べ放題なんだって。
で、さらに飲みたい人はドリンク代が追加料金でかかるらしい。
モヒート頼んだらジャングルみたいなのが運ばれてきた(笑)
友達のには野菜がモリモリに詰め込まれてたよ。
なんちゅうハイセンスな飲み物が出てくるんだ!
ミラノ大満足です!!
希望の場所に全部連れて行ってくれた友達に感謝。















