ソレントは寄木細工が有名な街なんだよ。
イタリア語で寄木細工はインタルシオって言うんだって。
寄木細工というか、はめ込み細工だね。
寄木細工というと箱根を連想するけど、
ソレントの寄木細工は一味違うね。
日本の物は幾何学模様が多いけど、
ソレントの物は絵画のような寄木細工なの。
同じ寄木細工でも全然違くて面白い。
このCATTEDRALE(カッテドラーレ)が
寄木細工で有名な教会なんだよ。
入口の大きな壁が一面、寄木細工で飾られてるの!
寄木細工の宗教画。
寄木でどうやってこんなに細かい表現が出来るんだろう?
ソレントの寄木細工は「はめ込み細工」と言われることがあるから、
はめ込んであるのかなぁ?
すごい技術だね。
木しか使ってないのに、これほどの表現が出来るんだねぇ。
一枚一枚に見入ってしまうよ。
入口天井部分には2人の天使が描かれていた。
淡い色で細工されているから、
天使が光の中に居るのを感じることが出来る。
壁部分の寄木細工画を重厚な色で表現して、
天井の天使を淡い色で表現しているから、
色の強弱がついて、天使が光の中に居る印象を受ける。
教会の中は薄いピンクの大理石で造られていて、
優しい印象を受ける。
街を歩いていると美術館の旗が目に入った。
『MUSEO DELLA TARSIA LIGNEA』。
寄木細工の美術館があるんだね。
入口を覗くと白いひげをたくわえたお爺さんと目があったので、
中に入ることにした。
チケットを買い館内に入ると、入口の所に居たお爺さんが
館内の説明を詳しくしてくれた。
1階が寄木細工を使った現代アート、
2階、3階と階を上がるごとに年代が古い物が展示されているらしい。
この美術館の面白いところは、
展示室の引き出しを自由に引いて観ることが出来るところ。
引き出しの中には寄木細工を作るための
デッサンや当時の寄木細工に関する新聞が
展示されているの。
引き出しを一段一段開ける瞬間は、
まるで宝箱の蓋を開けるようで楽しかった。
寄木細工の技術の進歩の過程や、
どうやって木だけで写真のようにリアルに
表現しているのか、
気の遠くなるような作品をどういう工程で作っているのか、
詳しく知ることが出来た。
ソレントの寄木細工は一つ一つが素晴らしく、
溜息が出たよ。
特に気に入ったのが、
柔らかな素材の服を着た港町の女性の
寄木細工画。
寄木細工で洋服の柔らかさを表現してるのが凄い!
そして、この女性の表情が本当に良いの。
寄木細工だけじゃなくて、絵画もあったんだけど、
これがまた良いんだよ!
ボートの上に座る2人の女性と赤ちゃん、
タンバリンを持った男性の絵があるんだけど、
これがなんとも楽しそうだったなぁ。
ソレントが昔から良い場所だったってことがよく分かる。
『寄木細工美術館』って一見地味そうじゃん?
でも、この美術館はその名前に反して、
本当に素晴らしかった!!









