再び教授の食卓 | Un bel giorno di tredici

Un bel giorno di tredici

~ある素敵な13日~

イタリアに関することを中心に、
楽しいこと好きなことを書いていきます。

今日も朝からオリーブの収穫!!


風が強い日とか、雨の次の日は

オリーブが大量に落ちているので、

拾いがいがあるよ!!


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このような器具でオリーブの枝を挟み、

一気に枝からこそぎ取ったりもします。


枝になったまま乾燥してカラッカラになっちゃう

オリーブの実もあるから、もったいないんだよね。


この器具で取れないとこは、手で一個一個採ります。


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さて!!

お昼は一昨日約束した通り、教授の家でごちそうになりました。

トマトが好きだと言ったので、

トマトとセロリとイタリアンパセリのサラダを作ってくれた。


「教授のお料理美味しいね。教授は料理が好きなの?」


って聞いたら


「好きっていうか、独り身だから自分で作るしかないんだよ(笑)」


そうなんです。

教授、叔父さん、白ひげのおじさん、犬のおじさん、

実はみんな独身なんです。


そういえば、マンマが


「そういうのを『zitellone(ズィテッローネ)』っていうのよ。

 その辞書で調べてみなさい。」


と言っていた。

義理のお兄さんが笑いながら


「お義母さん、辞書には載ってないよ~。」


なんて言ったんだけど、調べたら電子辞書に載ってた!


『zitellone(ズィテッローネ)』=年配の独身男性


ほ~。

そんな言葉がるんだね。

それだけ独身が多いのかねぇ。


そう、私の周りは花の独身男性ばかり!!

でも、みんなおじいさん(笑)

あと、5歳の子供と犬2匹も男性です(笑)


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さて、こちらはパスタの中にソーセージの具が入ったものです。

トマトソースでいただきました。


私を楽しませようと、イタリア、アメリカ、アフリカなど、

色んな音楽を聞かせてくれる教授。

お礼にipodに入っている音楽を教授に聞かせてあげた。


「教授、これが日本の音楽だよ。」


私が選んで教授に聞かせた曲は、

美空ひばりの『真っ赤な太陽』!!


石川さゆりがスカパラとコラボして歌ったバージョンだけどね。


♪真っ赤に燃~えた~ 太陽だ~から~

  真夏の海は~ 恋の季節なの~♪


北イタリアで日本の魂を披露してきたよ!ひばりちゃん!!


「これは、恋の季節を歌っていて、『赤い太陽』って歌なんだよ!

 日本のとても古い歌なんだよ。」


ほうほう!と頷く教授。

ついでにスカパラの「Twinkle Star~頼りの星」も披露。

欣ちゃん!

北イタリアで教授にスカパラを紹介したからね!!


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日本人は魚が好きだと思っていた教授。

しかし一昨日、叔父さんから


「こいつは何でも食べる。肉も好きだ。」


という情報を得て、お肉を用意してくれました。

相変わらずナイフ使いが下手な私に、

ナイフの正しい使い方を教えてくれた。


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このチーズは濃厚だった~。


「この紙、欲しい?」


そういって、チーズの紙(牛の絵の部分)をくれた。

なんでも記念です!


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今は現役を退いてはいるけれど、教授は教育者だけあって、

知識への興味が旺盛な方です。

食後のカフェを飲みながら、いろいろお話をした。


「日本で『ボンジョルノ(こんにちは)は、なんていうの?」


から始まり、


「日本の宗教は?」


などなど、幅広い会話が進みます。


この「日本の宗教は?」って、

イタリアに来て何回か聞かれたよ。


多いのは神道、仏教、キリスト教だよね。

でも神道って外国の方には馴染みがないので、

説明が必要になってくる。


ところが教授は

「あぁ!シントウ!知っているよ。」

といって世界の宗教の辞典を持ってきてくれた。

さすが、教授!!


ちなみに犬のおじさんには、畑の真ん中でいきなり


「ciusca(チュスカ)!日本の聖なる動物は何だ?」


って質問された。

突拍子もない質問にビックリして


「え~?!カラス!!足が三本あるカラス!

 日本のサッカーのマーク。」


とっさに出た答えは『八咫烏(ヤタガラス)』。


だって、ヤマトタケルを導いたのは八咫烏じゃん?


「は?足3本のカラス?ほ~。良く分からんが、わかった!!」


私の語学力では、日本書紀の説明は出来んのだよ!!


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難しい話ばかりじゃなくて、教授の家族の話や、

マンマの亡くなった旦那さんの話、

教授の日々の生活についてなど、

楽しい時間は、あっという間に過ぎていきました。

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「そうだ、ciusca(チュスカ)。

 これ、私の思い出として君にあげるよ。」


小さなサンタのオーナメントをくれました。

2度もご飯をご馳走になった上に、

プレゼントまでくれるとは・・・・。

教授、どこまで良い人なんだ。

物腰も柔らかいし、紳士的なんだよ。


「でも、私は女性が好きだから!!」


と、女性好きをアピールする教授。

たぶん・・・。

独身だし物腰が柔らかいから、

ゲイだと思われることが多いんだろうなぁ(笑)


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「それからこれも!!

 タオルなんだけど飾りとしても使えるから!」


教授!!

私、これ欲しかったんです!!


イタリア全土の名所と、

各都市の旗の柄が描かれているんだよ。


イタリア料理店とか、知り合いの家とかで見るたびに


「いいなぁ~。これ欲しいなぁ~。」


って密かに思っていたのさ。

でもねぇ。


「東京で買うのもなんだかねぇ。」


な~んて思って、買わなかったの。


家まで教授の車で送ってもらったので、


「教授!ちょっと待ってて!!」


急いで、家に戻り、日本から持ってきた

『何かあったらお礼をする』用のお土産を取り出した。

和柄のガーゼタオルと、

友達が

「これ、外国の人が喜ぶと思うから。」

と言ってくれた、浮世絵の表紙のノート。


「教授、今日はありがとう。

 お昼も美味しかったし、プレゼントも嬉しかったよ。

 これ、教授にプレゼント。」


と言って渡すと


「なに、そんなのダメダメ。自分で使いなさい。

 私は何もしてないんだから。」


そういう教授に


「いやいや教授!ほんの気持ちだけだから。」


おや?日本でも見る風景(笑)


翌日、叔父さんが


「昨日の夜、教授が遊びに来たんだけど、

 キッカ(叔父さんは私をキッカと呼びます)と

 お昼食べて楽しかったって、喜んでたぞ。」

と話してくれた。

いやぁ。

言葉が全然出来ないから、教授に気を使わせてしまったのに、

そんな風に言ってもらえるなんて、ありがたいっす。


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午後もバッチリ働き、夕方から子供と遊んで、

宿題を見て、おやつ!!

キンダーの「ペンギン」っていうお菓子だって。


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牛乳たっぷり、チョコたっぷり。

子供心を鷲掴み!!


って、これ旨!!


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どこの国の子もアニメが大好き。


イタリアでは日本に居る時から、

ずっと気になっていた

「アドベンチャータイム」がやってるの!!


全米で人気のナンセンス・コメディアニメなんだけどね、

日本だと何かの申込みしないと見れないんだぁ。

だから5歳の子がこれを見てた時


「おぉ!アドベンチャータイム!!」


と感動してしまったよ(笑)

内容は超シュール!!


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夕飯の用意のはずが、ガス台の方からは

甘い香りが漂てきた。


「マンマ~。なに作ってるの?」


後ろから覗きこむ私。


「これはね、クロッカンテっていうのよ。」


クロッカンテ大好き!!


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クロッカンテを煮詰め終わったら、

おもむろにテラスに出ていくマンマ。


「寒い方が早く粗熱がとれるから。」


マンマは時々、男らしい料理方法をします(笑)


「マ、マンマ。外は寒いね。」


震えながら言う私に


「だから早く粗熱が取れるのよ。

 写真はいいから家の中に入ってなさい!寒いんだから!」


でもでも、作ってる過程が見たいんです。


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クロッカンテはアーモンドと砂糖と

少しのお水だけで煮詰めたお菓子。


クリスマスとか復活祭に食べるんだってさ。


マンマはビターが好きだから、焦がしめで作ってくれた。

カリリッと、歯ごたえのある食感。

ビターで大人の味です。

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この日の夕飯はリゾット。

くるみのリゾットだったよ。


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みなさまお馴染み『クノール』です。


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チーズたっぷり、くるみの食感がアクセントになってて美味しい。

アッツ熱の出来たてを、みんなでフーフー言いながら食べました。


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煮魚のオリーブオイル掛け。

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ホウレンソウは松の実とレーズンとバターで炒めてくれた。


「そういえば、お昼ご飯は楽しかった?」


笑いながらマンマが聞いてきた。

実は、教授の家でお昼を食べると言った時に


「え?なんで?好かれたんじゃない?(笑)

 ciusca(チュスカ)、イタリアに夫が出来たわね!(爆笑)」


そんな風に、マンマとお姉さんに笑われた(笑)

知り合いのイタリア人にも、

マンマから話が伝わったようで

「ciusca(チュスカ)には、良い環境じゃん。

 みんな独身男性だよ!!

 ただ、みんなお爺さんだけどね!!(爆笑)」


な~んて、マンマと電話で話したんだってさ。(笑)